Color リリースノート

はじめに

「Color」の新しいバージョンがリリースされたり、新しい情報が追加されたりすると、リリースノートのアップデート版が発行されることがあります。「Color」が起動しているときに、「Help」>「Release Notes(リリースノート)」と選択すると、アップデート情報を確認できます。

製品のアップデート、ヒントとコツ、およびアップル認定の他社製デバイスに関する最新情報については、「Color」の Web サイト(https://www.apple.com/jp/finalcutstudio/color)を参照してください。

AppleCare の最新サポート情報を確認するには、「Color」の「Help」メニューから「Color Support(Color サポート)」を選択してください。新しいサポート情報を自動で受け取るようにするには、「Safari」で AppleCare の「Color」の RSS ページ(feed://docs.info.apple.com/rss/color.rss)をブックマークします。RSS の登録方法の詳細については、「Safari」のヘルプを参照してください。

「Color」を使用する上での問題点についてほかの Color ユーザとディスカッションするには、Color ディスカッショングループの Web サイト(http://discussions.info.apple.co.jp/finalcutstudio/color)にアクセスしてください。

Color 1.0.4 リリースノート

このセクションには、「Color 1.0.4」のリリース情報が含まれています。この書類の「Color 1.0」、「Color 1.0.1」、「Color 1.0.2」、および「Color 1.0.3」のセクションも参照してください。このセクションの項目で更新されていない情報について記載されています。

最小条件

「Color 1.0.4」を使用するには、Mac OS X v10.5.5 または Mac OS X v10.4.11 と、「QuickTime 7.5.5」が必要です。

改善事項

「Color 1.0.4」では、以下の改善が行われています。

XDCAM クリップの再リンクに関する修正

XDCAM EX、HD、および 422 クリップの再リンクが正しく行われるようになりました。

「RED」タブでの ISO 変更の表示に関する修正

「Primary In」ルームの「RED」タブで「ISO」パラメータに行われた変更が「Color」の UI に正しく反映されない問題が修正されました。

「Color FX」ルームの「Blur」ノードの改善

「Blur」ノードのスプレッドパラメータを調整してもクリップが拡大しなくなりました。

Color 1.0.3 リリースノート

このセクションでは、「Color 1.0.3」のリリース情報について説明します。この書類の「Color 1.0」、「Color 1.0.1」および「Color 1.0.2」のセクションも参照してください。このセクションの項目で更新されていない情報について記載されています。

最小条件

「Color 1.0.3」を使用するには、Mac OS X v10.5.5 または Mac OS X v10.4.11 と、「QuickTime 7.5.5」が必要です。

改善事項

「Color 1.0.3」では、以下の改善が行われています。

形式のサポートの強化

「Color 1.0.3」では、XDCAM 422 メディアと、「Final Cut Studio」の RED プラグインがサポートされています。

RED プラグインおよびそのマニュアルは、http://www.red.com/ja_JP からダウンロードできます。この形式のワークフローやその他の詳細については、「Final Cut Pro」の「ヘルプ」メニューから「HD および放送形式について」を参照してください。

アプリケーションの信頼性の向上

以下の範囲を含め、アプリケーションの全体的な信頼性が向上しました:

  • 「Geometry」ルームの使用
  • 「Reconform」コマンドの使用
  • 「Color FX」ルームの最大ノードおよび最小ノードの調整

EDL の操作性の向上

EDL の読み込みにおける正確性と信頼性が向上しました。

画面の LUT の適用時間が常に表示される

「Color 1.0.3」では、「Setup」ルームの「Project Settings」タブにあるプロジェクトでの画面の LUT の適用時間が、常に表示されます。

DPX イメージシーケンスの操作性の向上

「Color 1.0.3」では、DPX イメージシーケンスのヘッダ情報(タイムコード、フレームサイズ、アスペクト比、および転送コードを含む)の読み取りと出力における信頼性が向上しています。

「Fix Headers」ボタンが正しく動作

「Fix Headers」ボタン(イメージシーケンス選択時に「Setup」ルームのクリップビンに表示)で、DPX イメージシーケンスのヘッダ情報を正しく変更できるようになりました。

インターレースメディアの操作性の向上

「Geometry」ルームのパンおよびスキャンの調整を伴うインターレースクリップにより、クリップメディアの正確な範囲が正しくレンダリングされます。

Tangent コントロールサーフェスのマッピングの強化

Tangent CP100 コントロールサーフェス用の、HSL 修飾子およびリセット・コントロール・サーフェスのマッピングが修正されました。

Color 1.0.2 リリースノート

このセクションには、「Color 1.0.2」のリリース情報が含まれています。この書類の「Color 1.0」および「Color 1.0.1」のセクションも参照してください。このセクションの項目で更新されていない情報について記載されています。

改善事項

「Color 1.0.2」では、以下の改善が行われています。

Mac OS X v10.5 Leopard のサポート

「Color 1.0.2」には、Mac OS X v10.4.11 および Mac OS X v10.5 Leopard との互換性があります。

形式のサポートの強化

「Color 1.0.2」では現在、プロジェクトとメディアの両方で 50p フレームレートをサポートしています。また、プロジェクトとメディアの両方で 60p ドロップ・フレーム・タイムコードもサポートします。

AVCHD および AVC-Intra ビデオフォーマットは、読み込み時に選択したフォーマットに従い、「Final Cut Pro」によって ProRes 422、ProRes 422(HQ)、Apple Intermediate QuickTime のいずれかのファイルにトランスコードされます。「Color」で最適な結果を得るには、ProRes 422(HQ)を使用します。

XDCAM EX メディアは、「Final Cut Pro」によって XDCAM HD で読み込まれます。XDCAM HD は、読み込み用に「Color」でもサポートされていますが、「Original Format」または「Export Codec」としてはサポートされていません。

これらのフォーマットの詳細については、「Final Cut Pro」の「ヘルプ」メニューからアクセスできる「HD および放送形式について」を参照してください。

「Color 1.0.2」でレンダリングし、アップコンバートしたメディアに対するラウンド・トリップ・サポートの改善

「Color 1.0」および「Color 1.0.1」の場合、ProRes 422 コーデックまたは 8/10 ビット非圧縮コーデックでレンダリングしたグレーディング済みのメディアで Color プロジェクトを「Final Cut Pro」に送り返すと、メディアのシーケンス設定が一致しない場合があります。この問題が起こるのは、圧縮したメディアを用いたシーケンスを「Color」に送ってから、QuickTime Export コーデックをオリジナルの形式ではなく ProRes 422 コーデックまたは 8/10 ビット非圧縮コーデックのいずれかに変更したときです(HDV など一部の形式は、「Original Format」オプションではレンダリングできません)。

「Color 1.0.2」では、ProRes 422 コーデックや 8/10 ビット非圧縮コーデックのいずれかでレンダリングしたグレーディング済みソースメディアは、「Final Cut Pro」にプロジェクトを送り返したときに 2 つの方法のうちいずれかで処理できます。「Send to Final Cut Pro」コマンドを選択すると、ダイアログに「Change graded Final Cut Pro sequence to match the QuickTime export codec?」という確認のメッセージが表示されます。

このダイアログでは、「Final Cut Pro」に送り返されるシーケンスの設定を、「Color」でレンダリングされるグレーディング済みメディアファイルの新しいコーデックに合わせて、場合によっては新しいフレームサイズに変更することができます。このオプションを使用するかどうかを決める際には、以下の要素を考慮に入れます:

  • 「Yes」をクリックして、「Color」でレンダリングされるグレーディング済みメディアに合わせてシーケンス設定を変更する場合、シーケンスで使用するコーデックは、それまで使用していたものから変更されます。また、ソースメディアのフォーマットによっては、シーケンスのフレームサイズも変わります。たとえば、DVCPRO HD など、1280 x 1080 のアナモフィック・フレーム・サイズを使用する高精細度アナモフィックメディア形式は、「Color」によって 1920 x 1080 のフル・フレーム・サイズでレンダリングされます。
  • 「No」をクリックした場合、「Color」が「Final Cut Pro」に送り返すシーケンスの設定は、「Final Cut Pro」から「Color」に送信されたオリジナルのシーケンスと同じ設定になりますが、メディアのコーデックとフレームサイズが異なる可能性があります。

「Yes」をクリックして「Color」が「Final Cut Pro」に送信するシーケンスの設定を変更した場合、「Color」でレンダリングされないクリップ(ジェネレータ、Motion プロジェクトとテンプレート、静止画イメージ、フリーズフレームを含む)のフレームサイズ、または「Render Queue」に追加されなかったメディアのフレームサイズは、オリジナルの Final Cut Pro シーケンスと同じままです。その結果、レンダリングされないこれらのクリップと、シーケンス内のグレーディング済みのクリップはフレームサイズが異なることになります。フレームサイズを合わせるには、手動で調整する必要があります。

「No」をクリックした場合、「Color」が「Final Cut Pro」に送信するシーケンス内のすべてのクリップのフレームサイズは、シーケンスのオリジナルのフレームサイズと同じままです。フレームサイズが 1280 x 1080 などのアナモフィック高精細度メディアの場合、「Color」では、グレーディング済みメディアをファイナル・フレーム・サイズ 1920 x 1080 でレンダリングしますが、各クリップは、シーケンスサイズに合わせて「Motion」タブで「Aspect Ratio」パラメータが調整された状態で送信された Final Cut Pro シーケンスに表示されます。

アスペクト比および優先フィールドの処理の改善

アスペクト比と優先フィールドの処理に関する以下の問題が解決しました:

  • 「Final Cut Pro」と「Color」との間で、標準精細度と高精細度 HDV クリップが混在するシーケンスのラウンドトリップを行うと、「Color」でレンダリングされた各クリップのアスペクト比は、オリジナルのメディアに合わせられます。
  • 「Color」に送信されてから「Final Cut Pro」に送り返されたインターレースシーケンスで、インターレーシングが「なし」に設定される状態が解決しました。
  • 非スクエア・ピクセルが「Color」に送信されてから「Final Cut Pro」に送り返されるシーケンスで、ピクセルのアスペクト比が「スクエア」に設定される問題が解決しました。

イメージ処理の改善

イメージ処理では、以下の改善が行われています:

  • 一部のフォーマットでカラーとルミナンスのシフトが見られる問題が改善されました。
  • ルミナンスカーブを調整することで発生するノイズが軽減されました。
  • HSL クオリファイアによって作られるマットのアーチファクトがなくなりました。

プロジェクトの再適合の改善

「Color」の「Reconform」コマンドが改善されました:

  • 再適合の後に「Color」の「Timeline」がアップデートした Final Cut Pro シーケンスに一致しない問題が解決されました。
  • 「Color」が、再適合前に存在していたバージョンのプロジェクトを「Final Cut Pro」に送り返す問題が解決されました。
  • 「Color」は現在、Final Cut Pro シーケンスから変更した「Motion」のパラメータを正しく再適合します。

速度エフェクトを使ったクリップのレンダリングの改善

「Final Cut Pro」の速度エフェクトを使ったクリップの処理に対して以下の改善が行われています:

  • キーフレーム済み二次ビネットは、速度エフェクトを使ったクリップに対して正常に機能するようになりました。
  • 反転速度エフェクトを使ったクリップは、「Color」によって正しいフレーム範囲でレンダリングされ、適切なインおよびアウト点で「Final Cut Pro」に送り返されるようになりました。

Color プロジェクトはどのボリュームにも保存可能

Color は、任意のボリュームまたはパーティションに保存されたホームディレクトリを持つシステムで正常に機能します。デフォルトのプロジェクトディレクトリは、どのボリュームまたはパーティションにも設定できます。

「Final Cut Pro」と「Color」とのラウンドトリップにおけるメディア処理の改善

「Final Cut Pro」と「Color」とのラウンドトリップにおけるメディア処理に対して以下の改善が行われています:

  • タイムコード 00:00:00:00 で始まるクリップは現在、正しいタイムコードで「Final Cut Pro」に送り返されるようになっています。
  • 最初のクリップにクロスディゾルブが適用されている、ネストされたシーケンスを含む「Final Cut Pro」プログラムは「Color」では問題を起こさなくなりました。これにより、「Color 1.0.1 リリースノート」に掲載されていた問題が解決されています。

「Motion」および「LiveType」のクリップ、オフラインメディアの処理の改善

「Motion」および「LiveType」クリップの処理に対して以下の改善が行われています:

  • Motion テンプレート、Motion プロジェクト、LiveType プロジェクトは、旧バージョンの「Color」ではギャップとして表示されていましたが、現在はオフラインショットとして「Timeline」に表示されます。これらのメディアタイプは、「Color」ではサポートされていませんが、シーケンスが「Final Cut Pro」に送り返されたときに再表示されます。
  • 「Color」の「Timeline」のオフラインショットでは、ビデオトラックのショットが下に隠れなくなりました。

取り消し機能の修正

「取り消し」コマンドは以下の点が修正されています:

  • 「Render Queue」での操作を取り消すことができるようになりました。
  • 「Reset Secondary」ボタンと「Reset All Secondaries」ボタンの操作を取り消すことができるようになりました。
  • 「Primary Out」ルームで、「Reset Primary Out」ボタンをクリックした後に「Undo」コマンドを実行すると、「Ceiling Red」、「Ceiling Green」、および「Ceiling Blue」の各パラメータが前の状態に戻るようになりました。
  • 図形の添付および添付の解除を取り消すことができるようになりました。
  • 「Color FX」ルームの保存済みエフェクトのアプリケーションを取り消すことができるようになりました。
  • 「Shot List」の操作を取り消すことができるようになりました。
  • 「Geometry」ルームのシェイプの作成と削除を取り消すことができるようになりました。

これらの修正により、「Color 1.0」のリリースノートに記載されていた問題の大部分が解決されています。

「Shots Browser」の「Notes」カラムの修正

「Shots Browser」の「Notes」カラムのショートカットメニューにある「Add/Edit」コマンドを使うと、「Color ユーザーズマニュアル」に記載されている通り、メモを保存できるようになりました。

これにより、「Color 1.0.1 リリースノート」に掲載されていた問題が解決されています。

「Geometry」ルームの「Pan & Scan」タブに対する修正

「Geometry」ルームの「Pan & Scan」タブに対して、以下の問題が修正されています:

  • 「Flip Image」ボタンと「Flop Image」ボタンをクリックしても、キーフレーム済みの「Scale」または「Position」のパラメータのエフェクトが反転されなくなりました。
  • 「Reset Geometry」をクリックすると、「Flip Image」ボタンと「Flop Image」ボタンは正常にオフになります。
  • 「Use Tracker」パラメータを使用すると、「Color ユーザーズマニュアル」に記載されている通り、「Geometry」ルームの「Pan & Scan」タブの位置にトラッカーを割り当てられるようになりました。

スーパーインポーズしたテキスト・トラックが再生のパフォーマンスに影響しなくなった

「Final Cut Pro」から送信されたシーケンスのスーパーインポーズしたテキスト・トラックが「Color」の再生パフォーマンスを低下させる問題は解決されました。

コピー&ペーストしたグレードが問題なく自動保存される

コピーおよびペーストしたグレードが Color プロジェクトの残りの部分と共に自動保存されない問題は修正されました。

テキストフィールドの処理の改善

「Color」のテキストフィールドとパラメータフィールドのテキスト選択が改善されています:

  • 任意のフィールド内をクリックすると、そこにテキストカーソルが表示されます。
  • 任意のフィールド内をダブルクリックすると、ポインタの位置の単語が選択されます。
  • 任意のフィールド内をトリプルクリックすると、そのフィールド全体の内容が選択されます。

保存済みの補正またはグレードを上書きする前にメッセージが表示される

「Save」をクリックしたときにビンに保存済みのグレードまたは補正を選択すると、置き換えるかどうかを確認するメッセージが表示されるようになりました。

「Color FX」ルームの修正

「Color FX」ルームに対して以下の修正が行われています:

  • 「Internal Pixel Format」ポップアップメニューを「Floating Point」に設定しているときに、「Color FX」ルームのノードツリーをアセンブルし、次に「Internal Pixel Format」ポップアップメニューの設定を「8 bit」に下げると、NVIDIA グラフィックカードを使用しているときに 8 ビットモードでハイライトのレベルが低くなる、という問題が発生しなくなりました。これにより、「Color 1.0.1 リリースノート」に掲載されていた問題が解決されています。
  • 「Brush Size」を偶数に設定しても、「Maximum」ノードにアーチファクトが発生しなくなりました。
  • 「Curve」ノードのカーブコントロールが、「Parameters」タブに適切なサイズで表示されるようになりました。

「Secondaries」ルームの調整がビデオスコープに正常に表示される

「Secondaries」ルームに対する調整と補正は、「Color」の内蔵ビデオスコープに正しく表示されるようになりました。

キーボードショートカットの修正とアップデート

以下のキーボードショートカットが修正またはアップデートされています:

  • 「Copy Grade」>「Mem Bank 1」〜「Mem Bank 5」のキーボードショートカット(Control + Option + Shift + 1 〜 5)は修正されています。
  • 「Set Beauty Grade」のキーボードショートカットが Control + Shift + B キーに変更されました。
  • 「Rooms」>「Shot List」コマンド(コマンド+ 9)が修正されています。
  • 「Rooms」>「Project Setup」コマンド(コマンド+ 0)が修正されています。

「Color」を隠してもレンダリングが停止しなくなった

「Color」の「Render Queue」は、「Color」>「Hide Color」と選択した場合、または別のアプリケーションに切り替えた場合でも、レンダリングを続けます。

「Geometry」ルームでの JLCooper 製のコントロールサーフェスに対するサポート

JLCooper 製のコントロールサーフェスを使用する場合、一番左のジョイボールが「Position X」と「Position Y」を正しく調整するようになりました。ジョイボールの上にある最初の 2 つのノブは「Scale」と「Rotate」、2 番目の 2 つのノブは「Flip」と「Flop」を制御します。B1 ボタンは「Position X」と「Position Y」をリセットします。

Tangent Devices CP100 コントロールサーフェス用にサポートされているキーの変更

CP100 コントロールサーフェスの「F」キーで制御できる「Color」の機能が変更されました。CP100 で調整可能な機能は、どのルームが現在開いているかによって異なります。

「Primary In」ルームと「Primary Out」ルームの場合:

  • F4:パネルエンコーダを切り替え
  • F5:スコープ解像度を 100%に設定
  • F6:スコープ解像度を 25%に設定
  • F7:「Parade」波形
  • F8:「Histogram」波形

「Secondaries」ルーム内:

  • F4:パネルエンコーダを切り替え
  • F5:セカンダリーを切り替え
  • F6:セカンダリーのイン/アウトコントロールを切り替え
  • F7:ビネットを切り替え
  • F8:前のセカンダリー
  • F9:次のセカンダリー

「Geometry」ルーム内:

  • F4:パネルエンコーダを切り替え

問題点

このセクションでは、Color 1.0.2 に影響する問題について説明します。

速度を調整したクリップでモーショントラッキングが正常に機能しない

「Final Cut Pro」で速度を調整したクリップでは、「Color」のモーショントラックが予測通りに機能しません。

「Color」に送信されるマルチクリップが含まれたシーケンスに対し影響を及ぼす既知の問題

マルチクリップが含まれたシーケンスには、「Final Cut Pro」と「Color」とのラウンドトリップに影響を及ぼす既知の問題があります。

ユーザーズマニュアルの訂正:CP100 コントロールサーフェスは TDLan ポートを使って接続する

Tangent Devices CP 100 には、「Ethernet」と「TDLan」の 2 つのポートがあります。TDLan ポートをインターネット接続またはネットワークと共有する必要がある場合はルーターまたはスイッチを介して、お使いの Mac Pro の最初の Ethernet ポートに TDLan ポートを接続する必要があります。CP 100 は、Mac Pro の 2 番目の Ethernet ポートには接続できません。

Color 1.0.1 リリースノート

このセクションでは、Color 1.0.1 のリリース情報について説明します。この書類の「Color 1.0」のセクションも参照してください。このセクションの項目で更新されていない情報について記載されています。

改善事項

Color 1.0.1 では、以下の改善が行われています。

ドロップ・フレーム・タイムコードをシーケンスとメディアの両方でサポート

ドロップフレームタイムコードが、シーケンス、QuickTime メディア、および EDL で完全にサポートされます。これにより、「Color 1.0 リリースノート」に掲載されていた問題が解決されています。

「色補正(3ウェイ)」を「Primary In」ルーム補正に変換

Color 1.0.1 では、Final Cut Pro シーケンスのクリップに適用されている個々の「色補正(3 ウェイ)」フィルタが変換されて、各ショットの「Primary In」ルームにあるカラーバランスコントロール、プライマリのコントラストコントロール、およびサチュレーションコントロールの調整に自動的に適用されます。変換が完了すると、各「色補正(3 ウェイ)」フィルタがシーケンスの XML データから削除され、「Final Cut Pro」へ戻したときにシーケンスで表示されなくなります。

「Final Cut Pro」は、Y’CbCr 処理アプリケーションであり、「Color」は RGB 処理アプリケーションであるため、この変換は近似的なものです。「Final Cut Pro」で適用された元の補正と正確に一致するものではありません。

「色補正(3 ウェイ)」フィルタの読み込みには以下の制限があります:

  • 「色補正(3 ウェイ)」フィルタのみが変換されます。ほかのビデオフィルタはすべて「Color」では無視され、「Final Cut Pro」へ戻したときにシーケンス内で再度表示されます。
  • クリップごとに変換される色補正フィルタは 1 つだけです。クリップに複数の「色補正(3 ウェイ)」フィルタがある場合、クリップの「フィルタ」タブで一番下に表示されているものだけが変換されます。これより上に表示されているフィルタはすべて無視され、シーケンスの XML データから削除されます。
  • エフェクト制限コントロールを使用している場合は無視されます。クリップの「色補正(3 ウェイ)」フィルタで、セカンダリー補正を行うためにエフェクト制限コントロールを使用している場合、そのエフェクト制限コントロールは無視され、フィルタのカラーバランス、コントラスト、およびサチュレーションの設定は、「Color」の「Primary In」ルームのイメージ全体に適用されます。

シーケンスを「Color」へ送信したときに「色補正(3 ウェイ)」フィルタの擬似的な変換を利用しない場合は、以下のいずれかの操作を行う必要があります:

  • 「Color」に読み込みたくない「色補正(3 ウェイ)」フィルタを個別に無効にします。無効にされたフィルタは、シーケンスが「Color」に読み込まれるときに無視されます。
  • いずれの「色補正(3 ウェイ)」フィルタも読み込みたくない場合には、「Color」へ送信する前に、単純にシーケンスですべての「色補正(3 ウェイ)」フィルタを削除することもできます。

EDL の読み込みによって、Cineon および DPX イメージシーケンスを使用するプロジェクトのトランジションも読み込まれる

EDL の読み込みによって、ビデオトランジションも「Color」に読み込まれます。トランジションは、Cineon や DPX イメージシーケンスを使用する EDL に対してのみ表示されます。この機能は、2K フィルム・アウト・ワークフローにおける「Gather Rendered Media」の処理で、ディゾルブのレンダリングがサポートされることを意味します。

重要: Color 1.0.1 では、線形的なディゾルブのみがサポートされます。ワイプ、アイリス型、およびスライドなど、EDL によって読み込まれたそのほかのビデオトランジションはすべて、同じ継続時間の線形的なディゾルブに変換されます。ディゾルブへ変換したくないトランジションがある場合は、「Color」での読み込み用として EDL を書き出す前に、プロジェクトから削除する必要があります。

「Gather Rendered Media」コマンドによって Cineon および DPX イメージシーケンスを使用するプロジェクトのディゾルブをレンダリング

「Gather Rendered Media」コマンドを使用して、フィルムの出力用に 2K Color プロジェクトのレンダリング済みフレームを統合するとき、すべてのトランジションが線形的なディゾルブとしてレンダリングされます。この処理は、「File」メニューの「Gather Rendered Media」コマンドを選択したときに自動的に実行されます。この機能は、Cineon および DPX イメージシーケンスメディアを使用する EDL プロジェクトを読み込んだ場合にのみで利用でき、2K フィルムアウトのワークフローのみがサポート対象に想定されています。

サポート対象の NVIDIA カードで浮動少数レンダリングが利用可能に

256MB 以上の VRAM を搭載した NVIDIA カードで、浮動少数レンダリングが利用可能になりました。この情報は、「Color ユーザーズマニュアル」のサポートされているビット深度に関する情報を更新するものです。

「Limit Shadow Adjustments」がデフォルトでオンに

「Limit Shadow Adjustments」チェックボックス(「Setup」ルームの「User Preferences」タブにあります)は、デフォルトで選択されるようになります。これには、「Color」を新規にインストールするか、「Color」の環境設定ファイルを削除する必要があります。「Limit Shadow Adjustments」が選択されていると、「Shadow」のコントロールおよびコントラストスライダで、イメージの暗い部分をより詳細に制御できます。一般的に、この設定の方がより多く作業で必要になります。「Limit Shadow Adjustments」コントロールの詳細については、「Color ユーザーズマニュアル」を参照してください。

重要: 「Limit Shadow Adjustments」設定は、アプリケーション全体にわたる環境設定であり、すべてのプロジェクトで「Primary In」と「Primary Out」ルームのシャドウの調整に影響します。すでに「Limit Shadow Adjustments」の選択を解除してプロジェクトのグレーディングを行っている場合は、「Color」を再インストールするか、環境設定を削除した後で、そのプロジェクトの作業を再開するときにこの選択を再度解除してください。前のプロジェクトの作業時に「Limit Shadow Adjustments」を選択している場合は、選択したままにしてください。

「Force RGB」を選択してモニタしているイメージと「Force RGB」を選択しないでモニタしているイメージとの一致

ビデオ出力ディスプレイで「Force RGB」を選択してモニタしているイメージが、「Force RGB」を選択しないでモニタしているイメージと完全に一致するようになりました。

「Force RGB」を選択すると、ブロードキャストモニタでのビデオの表示に必要な RGB から Y’CBCR への変換が、ブロードキャスト・インターフェイス・カード(Kona や Decklink カードなど)のハードウェアで実行するように強制されます。これにより、再生パフォーマンスが向上します。

RGB から Y’CbCr へのハードウェア変換の制限により、デフォルトの「Broadcast Safe」設定の選択を解除している場合でも、「Force RGB」設定によってイメージのスーパーホワイトおよび色域外のクロマ値が制限されます。これらがブロードキャストディスプレイで表示されることはありません。これは、これらの値がハードウェアの変換処理でクリップされるためで、「Broadcast Safe」が選択されたデフォルト設定の状態と同じになります。このため、「Broadcast Safe」がデフォルト設定の状態で選択されている場合(または、より安全な設定の場合)は、その違いに気付くことはないでしょう。

このビデオ信号の制限は、ブロードキャスト・インターフェイス・カード経由でモニタした場合だけに影響することに注意してください。「Force RGB」は、内部イメージ処理や、「Render Queue」によるレンダリングにはいっさい影響しません。レンダリング済みメディアを放送規格に適合させるために色域外のイメージデータを制限する必要がある場合には、「Broadcast Safe」を有効にしてください。

これにより、「Color 1.0 リリースノート」に掲載されていた問題が解決されています。

「Ceiling IRE」と「Floor IRE」パラメータが適切にビデオ信号を制限

「Broadcast Safe」設定の「Ceiling IRE」パラメータと「Floor IRE」パラメータが、期待した通り正確にビデオ信号を制限するようになりました。これにより、「Color 1.0 リリースノート」に掲載されていた問題が解決されています。

高いコントラストの形状の輪郭が「Broadcast Safe」設定を超える現象の解決

ビデオ信号のすべて部分が「Broadcast Safe」設定により適切に制限されるようになりました。これにより、「Color 1.0 リリースノート」に掲載されていた問題が解決されています。

「Color」のユーザインターフェイスが縮小/拡大されて解像度 1680×1050 のディスプレイに合わせて表示される

「Color」を解像度 1680×1050 のコンピュータで使用するとき、インターフェイスがディスプレイの寸法に合わせて縮小/拡大され、個々のコントロールが画面上の表示可能領域に、より適合するようになります。これは、「Color 1.0 リリースノート」に掲載されていた問題に対応するものです。

参考: 「Color」のコントロールが、解像度の低いディスプレイに小さく表示されることはほとんどないため、それらのディスプレイはサポート対象になりません。

「Scopes」ウインドウのショートカットメニューに「Reset」コマンドを追加

Color ユーザーズマニュアル」には、「Scopes」ウインドウのビデオスコープのショートカットメニューについて、一番下に「Reset」コマンドがあると記載されていますが、「Color 1.0」ではこのコマンドは表示されていませんでした。このコマンドは今回正しく表示されるようになり、これを使用するとビデオスコープで縮小または拡大された表示がすべてデフォルトサイズの 100% になります。

パンとスキャンの設定を正しく「モーション」設定に変換

Color 1.0 では、Color プロジェクトのパンとスキャンの設定が、「Send to Final Cut Pro」の処理中に正しく「Final Cut Pro」の「モーション」タブの設定に変換されませんでした。Color 1.0.1 ではこの問題が修正されています。

解像度 960×720 の HD メディアが正しくレンダリングされない問題の解決

960 × 720 メディアを含む高精細度プロジェクトをレンダリングすると、「Color」からのレンダリング済みの出力に、視認可能なアーティファクトが発生することがありました。この問題は修正され、960 × 720 の解像度のソースメディアを使用するように設定された Final Cut Pro シーケンスが、「Final Cut Pro」と「Color」とのラウンドトリップで完全にサポートされるようになりました。

「User Shapes」をダブルクリックしたときに「Color」が予期せずに終了する現象を修正

一部の状況では、グレードをクリップにコピーした後にユーザ図形をダブルクリックすると、予期せずに終了することがあります。この問題は解決されました。

2 つの「Color FX」ルームプリセットの外観を改善

「Color FX」ルームの「Color FX Bin」にある「Highlight_Glow」および「Cold_Hi」プリセットの外観が改善されました。ただし、改善された外観は、「Color」をアップデートしてもデフォルトではインストールされません。この外観をアップグレードするには、以下の概要手順に従って操作します。

最初に「ソフトウェア・アップデート」を使用して「Final Cut Studio 2」アプリケーションをアップデートします。これにより、「Color」がバージョン 1.0.1 にアップデートされます。「Color」が正常にアップデートされたら、「Color」を開き、次に「Color FX」ルームの「Color FX」ビンを開きます。「Highlight_Glow」プリセットアイコンを選択し、Delete キーを押して、「Do you want to delete this file forever」ダイアログが表示されたら、「Yes」をクリックします。「Cold_Hi」プリセットについても同じ手順を繰り返します。次に、「Color」を終了し、「/ユーザ/<ユーザ名>/ライブラリ/Preferences/Color」フォルダに移動して、Preferences.prf ファイルを「ゴミ箱」に移動します。

次に「Color」を開くと、新しい「Highlight_Glow」および「Cold_Hi」の Color FX プリセットが自動的にインストールされます。

問題点

このセクションでは、Color 1.0.1 に影響する問題について説明します。

Final Touch 2.7 以前で作成したプロジェクトのグレードが「Color」で同じように表示されない

アプリケーションの各種変更によって、Final Touch バージョン 2.7 以前で作成されたグレードは、Color 1.0 および 1.0.1 では同じように表示されません。特定の「Final Touch」のバージョンでプロジェクトをグレーディングした場合には、同じバージョンの「Final Touch」でプロジェクトを完成する必要があります。

Final Cut Pro プロジェクト内のネストされたシーケンスには「Color」で余分なビデオトラックが表示される

ネストされたシーケンスが含まれている Final Cut Pro シーケンスを「Color」に送信すると、重複したトラックがいくつか表示されることがあります。不便さはありますが、これらの重複したトラックがグレードに悪影響を及ぼすことはありません。これらは、プロジェクトを「Final Cut Pro」に戻したときに消えて、最終的なシーケンスは最初に送信したトラックと同じ数になります。

この問題を回避するには、「Color」へ送信する前に、シーケンス内のネストされたシーケンスをすべて、実際のクリップに置き換えてください。

NVidia カードを使用して「Floating Point」で作成した「Color FX」の調整は、「8 bit」に下げるとハイライトのレベルが減少する

「Internal Pixel Format」ポップアップメニューを「Floating Point」に設定しているときに、明るいハイライトを生み出す「Color FX」ルームのノードツリーをアセンブルし、次に「Internal Pixel Format」ポップアップメニューの設定を「8 bit」に下げると、8 ビットモードの間、ハイライトのレベルが低くなることがあります。このエフェクトは、「Floating Point」に戻したときに意図したレベルに戻ります。したがって、「Floating Point」で「Color FX」の調整を作成した場合、プログラムを「Floating Point」でレンダリングする必要があります。

一方、「Internal Pixel Format」を「8 bit」に設定しているときに同じエフェクトを作成した場合、「Floating Point」に変更してもイメージに表示上の変化は現れません。

「Internal Pixel Format」ポップアップメニューは「Setup」ルームの「User Prefs」タブにあり、適用したエフェクトのレンダリングで使用するビット深度を制御します。

参考: この問題は NVIDIA グラフィックカードを使用しているシステムのみに限定されます。

この問題は「Color 1.0.2」で修正されています。

「Shots」ブラウザの「Notes」機能が正常に機能しない

「Setup」ルームの「Shots」ブラウザの「Notes」列で注釈を作成したり、開いたりするためのショートカットメニューコマンドは正しく機能しません。

この問題は「Color 1.0.2」で修正されています。

ミックスフォーマットの「Timeline」にあるアナモフィック DV/DVCPRO および DVCPRO HD クリップは「Color」で表示を合わせるために縮小/拡大されない

ミックス形式の「Timeline」で、同一シーケンスに含まれる標準精細度クリップ、アナモフィック DV/DVCPRO、および DVCPRO HD クリップは、「Final Cut Pro 6」と「Color」とでそれぞれ異なる動作をする場合があります。「Final Cut Pro 6」は、シーケンス設定のフレームサイズに適合しないクリップを自動的に縮小/拡大し、シーケンスの解像度およびアスペクト比に合わせます。

同じシーケンスを「Color」に送信すると、これらの適合していないクリップは元のサイズのまま表示されます。結果的に「Color」内では、適合していないクリップが、シーケンス内のほかのクリップと比べて大きすぎる、または小さすぎるサイズで表示されます。

重要: この問題は、「Color」を使用しているときのモニタリングのみに影響します。「Final Cut Pro」に戻すと、ミックスの「タイムライン」にあるすべてのクリップは「Final Cut Pro」では元通りに正確に縮小/拡大されます。このため、「Color」の「Geometry」ルームにあるこれらのクリップの「Scale」や「Aspect Ratio」パラメータは調整しないでください。

Color 1.0 リリースノート

このセクションでは、Color 1.0 のリリース情報について説明します。

高精細度プロジェクトの再生のパフォーマンスを最大にする

高精細の解像度を使用するプロジェクトの再生パフォーマンスを最大にするには、「Setup」ルームの「User Prefs」タブにある「Force RGB」を選択します。「Force RGB」がオンのときは、コンピュータにインストールされているブロードキャスト・ビデオ・インターフェイスに「Color」から直接 RGB イメージデータが送信され、RGB から Y’CBCR への変換はブロードキャスト・ビデオ・インターフェイス側で専用ハードウェアを使用して実行されます。これによってコンピュータの処理負荷が軽減され、再生のパフォーマンスが向上します。

「Force RGB」設定の詳細については、「Help」メニューから「Color User Manual(Color ユーザーズマニュアル)」を選択してください。

重要: 「Force RGB」がオンに設定されているときは、スーパーホワイトおよび色域外のクロマ値がブロードキャストディスプレイで表示されることはありません。また、ブロードキャスト・ビデオ・インターフェイスの出力を分析する外部のビデオスコープにも表示されません。この制限が適用されるのは、モニタリングのときだけです。「Color」で行われる内部のイメージ処理では、この種のデータは保持されます。ただし、「Prjct Settings」で「Broadcast Safe」がオンに設定されている場合は、このような「非適正」レベルが「Color」によって制限されるので、表示の違いに気付かないかもしれません。

この問題は Color 1.0.1 で修正されています。

「Color」はドロップフレームシーケンスや EDL との間に互換性がない

シーケンスのグレーディングを「Color」で行う場合は、シーケンスで使用されているタイムコードがノンドロップフレームでなければなりません。「Final Cut Pro」から「Color」へのラウンドトリップの後もすべてのクリップが同期しているようにするためです。シーケンスで確実にノンドロップフレームのタイムコードが使用されるようにするには、「Final Cut Pro」の「シーケンスの設定」ウインドウの「タイムラインオプション」タブにある「ドロップフレーム」チェックボックスの選択を解除します。

「Color」で使用するために書き出される EDL も、ノンドロップフレームのタイムコード付きで書き出されている必要があります。

参考: 「Color」は、ドロップフレームタイムコードを使用する QuickTime メディアとの間に互換性があります。ただし、「Color」でレンダリングされる QuickTime メディアのタイムコードはすべて、ノンドロップフレームに変換されます。これは、「Final Cut Pro」に送信される、または XML 形式で保存されるプロジェクトデータに一致させるためです。

この問題は Color 1.0.1 で修正されています。

デュアルディスプレイは同じグラフィックカードに接続する必要がある

「Color」をデュアル・ディスプレイ・モードで使用するときは、コンピュータのディスプレイを両方とも同じグラフィックカードに接続する必要があります。

1台のコンピュータにインストールされる「Color」のバージョンは 1 つだけにする

「Color」を「Final Cut Studio」の一部としてインストールするときは、「Final Touch」を削除してください。このようにしないと、「Final Cut Pro」の「Color」コマンドが正しく実行されないことがあります。

「Color」では 2K を超える解像度はサポートされない

2K を超える解像度のイメージはサポートされません。2K を超える解像度のイメージシーケンスを読み込もうとすると、目に見えるアーティファクトが発生することがあります。

「Final Cut Pro」から「Color」へのラウンドトリップに影響する注意事項

以下に示す事項は、「Send to Color」コマンドまたは「Send to Final Cut Pro」コマンドを使用してプロジェクトデータを「Color」と「Final Cut Pro」との間で移動するときの結果に影響を及ぼします:

  • 「Final Cut Pro」からの可変速度エフェクトは、「Color」では正しく再生されません。一定速度のクリップは、問題なく再生されます。
  • Color プロジェクト内のショットがレンダリング済みの状態でプロジェクトを「Final Cut Pro」に送信し、その後で Color プロジェクト内のショットをレンダリングし直して「Send to Final Cut Pro」コマンドをもう一度実行した場合は、Final Cut Pro シーケンス内でメディアが正しく参照されなくなります。このことを回避するには、再レンダリングを予定しているショットに対応するレンダリングファイルを、プロジェクトのレンダリングディレクトリ(「Setup」ルームの「Prjct Settings」タブで指定)から手動で削除してから、再レンダリングを行います。
  • 「Color」では標準精細度メディアのアナモフィック表示はサポートされません。アナモフィックメディアの表示のアスペクト比は、元の Final Cut Pro シーケンスでのアナモフィック設定にかかわらず 4:3 になります。
  • 「Color」の「Reconform」コマンドが機能するには、「Final Cut Pro」の「Color」コマンドを使用して送信されたのと同じシーケンスから XML ファイルが書き出されている必要があります。「Final Cut Pro」で編集されたシーケンスに編集上の変更を加える前に「安全のためのコピー」を作成する場合は、シーケンスの複製をアーカイブしておき、編集作業は「Color」に送信されたオリジナルのシーケンスで引き続き行うようにしてください。
  • EDL を使用してプロジェクトを「Color」に読み込んだ後で「Send to Final Cut Pro」コマンドを実行すると、空のシーケンスが作成されることがあります。代わりに、「File」>「Export」>「XML」と選択して Color プロジェクトをXMLファイルとして書き出してから、「Final Cut Pro」に読み込むようにしてください。
  • シーケンスの中にネストしたシーケンスがあり、その中で最初のクリップにディゾルブが適用されている場合は、「Color」コマンドの実行時にエラーが発生することがあります。

ビデオ信号レベルに影響する注意事項

以下に示す事項は、「Color」のソフトウェアスコープによって表示されるビデオ信号およびインストールされているビデオ・インターフェイス・カード経由の出力のレベルに影響を及ぼします:

  • 明るいハイライトを分析するときに、「Color」のビデオスコープの表示は「Final Cut Pro」のビデオスコープと正確には一致しません。
  • 外部ビデオスコープに出力するときに、「Broadcast Safe」の設定にかかわらず、極端にコントラストの高い形状の輪郭(反射によるハイライトやコンピュータで生成されたグラフィックスの境界など)に 100 を超えるスパイクや0を下回るスパイクが現れることがあります。ブロードキャストの標準に厳密に従う必要のあるプログラムの場合は、「Final Cut Pro」からテープに出力するときに、ブロードキャスト・ビデオ・インターフェイスの出力と録画用 VTR の入力との間にハードウェアリーガライザを入れてください。この問題は Color 1.0.1 で修正されています。
  • 「Broadcast Safe」設定の「Ceiling IRE」パラメータと「Floor IRE」パラメータがデフォルト値のときは、ビデオ信号の制限が期待した通りにはなりません。ルミナンスが 100 IRE を超えないように制限するには、「Ceiling IRE」パラメータを 99.3337357 に設定します。ルミナンスが 0 IRE を下回らないように制限するには、「Floor IRE」パラメータを 1.187550 に設定します。この問題は Color 1.0.1 で修正されています。

ユーザインターフェイスに関する注意事項

以下に示す事項は、ユーザインターフェイスの外観および機能のさまざまな面に影響を及ぼします:

  • 「Scopes」ウインドウの 2 つ以上の領域が同じタイプのビデオスコープに設定されているときは、1 つのスコープでの設定変更が、同じタイプのほかのスコープすべてに反映されます。たとえば、デュアル・ディスプレイ・モードで「Scopes」ウインドウの 2 つの象限に波形モニタを表示するように設定したとします。一方の波形モニタを「Parade」に変更すると、両方とも「Parade」に変更されます。
  • シングル・ディスプレイ・モードでは、解像度によってはボタンやインターフェイス項目が画面のサイズに合わないことがあります。この問題は Color 1.0.1 で修正されています。
  • 「File」>「Proxies」>「Generate Proxies」と選択して「Generate Proxies」コマンドを実行する場合、この操作を取り消すことはできません。
  • 「Color」をはじめて開いたときに、「Setup」ルームのファイルブラウザはデフォルトのメディアディレクトリに設定されません。ホームボタンをクリックすると、デフォルトのメディアディレクトリが表示されます。
  • 「Setup」ルームの「Prjct Settings」タブで、マウスを使って「Chroma Limit」パラメータの値を 36 よりも大きくすることや、「Composite Limit」パラメータの値を 100 よりも大きくすることはできません。キーボードを使ってこれらのパラメータを目的の値に変更することは可能です。
  • 「Secondaries」タブの 1 つでビネットコントロールを有効化すると、「Color」の別のルームのタブをクリックしたときに、「Scopes」ウインドウに表示されるビデオスコープのグラフがわずかに変化することがあります。これは、ビネットエフェクトをディザリングするためにランダムなノイズが加えられることによるものですが、このエフェクトは、ルームを切り替えるたびにアップデートされます。
  • 「Geometry」ルームの「Shapes」タブにある「Load」ボタンを 2 回以上クリックすると、選択されている図形が「Shapes」リストに複数表示されます。

キーフレーム設定に関する注意事項

以下に示す事項は、「Timeline」でのキーフレーム設定に影響を及ぼします:

  • 現在のルームが「Setup」であるときに「Timeline」のショートカットメニューから「Delete All Keyframes」コマンドを実行すると、機能しないダイアログが開きます。ボタンのいずれかをクリックするとダイアログが閉じ、プロジェクトは何も変更されません。
  • 「Primary In」ルーム、「Secondaries」ルーム、または「Primary Out」ルームで、キーフレームが設定されている補正の再生を一時停止すると、エフェクトが 1〜4 フレームずれて現れることがあります。この現象が発生するのは再生時だけです。レンダリング時は、キーフレームが設定されたエフェクトのフレームがずれることはありません。

取り消しに関する注意事項

以下の機能については、「Undo」コマンドは使用できません:

  • 図形の添付および添付の解除を取り消すことはできません。この問題は「Color 1.0.2」で修正されています。
  • 「Render Queue」での操作を取り消すことはできません。この問題は「Color 1.0.2」で修正されています。
  • 「Reset Secondary」ボタンと「Reset All Secondaries」ボタンを取り消すことはできません。この問題は「Color 1.0.2」で修正されています。
  • 「Primary Out」ルームで、「Reset Primary Out」ボタンをクリックした後に「Undo」コマンドを実行しても、「Ceiling Red」、「Ceiling Green」、および「Ceiling Blue」の各パラメータは前の状態には戻りません。この問題は「Color 1.0.2」で修正されています。
2008-12-15