Face IDとプライバシー

Face IDはあなたの個人情報を保護するように設計されています。

Face IDは、TrueDepthカメラを使用して認証を行います

Face IDを使用してiPhoneまたはiPadのロックを解除することができます。TrueDepthカメラを使用して、Face IDはiPhoneまたはiPadを注視している人が登録されているユーザかどうかを判断します。そのほかに、Face IDはApple Payでの支払い、App Storeでの購入、App内での認証などにも使用できます。

Face IDデータ(あなたの顔を数学的に表現したものを含む)は、暗号化され、Secure Enclaveだけが利用可能なキーで保護されています。使用感を改善するため、正しく認証された場合も含め、このデータはFace IDを使用する毎に精錬および更新されます。また、Face IDが類似に適合するものを見つけても、そのあとにパスコードを入力してデバイスのロックを解除した場合にもこのデータは更新されます。

Face IDデータはデバイスにのみ保管され、iCloudやその他の場所には決してバックアップされません。

Face IDを制御することができます

Face IDに登録する場合、それをどのように使用するか、もしくは使用しないようにするかをいつでも制御することができます。例えば、iPhoneまたはiPadのロックの解除にFace IDを使用したくない場合は、“設定”>“Face IDとパスコード”に移動して、パスコードを入力し、“iPhoneのロックを解除”または“iPadのロックを解除”をタップしてオフにします。Face IDを無効にするには、“設定”>“Face IDとパスコード”を開いて、パスコードを入力し、“Face IDをリセット”をタップにします。これを行うことにより、Face IDデータ(あなたの顔を数学的に表現したものを含む)はデバイスから削除されます。“探す”でデバイスを消去またはリセットした場合、またはすべてのコンテンツと設定を消去した場合には、Face IDデータは削除されます。

Face IDとApp

対応しているApp内において、Face IDを認証に使用することができます。Appには、認証に成功したかどうかだけが通知されます。Appは、登録されている顔に関連付けられたFace IDデータにはアクセスできません。

TrueDepthカメラのその他の用途

Face IDに登録をしていなくても、TrueDepthカメラは、デバイスを見ていないときは画面を暗くしたり、見ているときは通知音のボリュームを下げたりするなどの画面注視認識機能に賢く対応します。例えば、Safariを使用しているとき、あなたがiPhoneまたはiPadを見ているかどうかを判断し見ていなければ画面を暗くします。

これらの機能を使用したくない場合は、“設定”>“Face IDとパスコード”を開き、パスコードを入力し、“画面注視認識機能”をタップしてオフにします。