視覚に障がいのある方に。
Mac OS Xには、標準装備の画面読み上げ機能、音声コマンド、画面の拡大表示、ハイコントラスト設定など、視覚に障がいのある方を支援する数多くの機能が用意されています。ここでは、このようなテクノロジーと機能について説明します。
VoiceOver
視覚に障がいのある方のための高度な画面読み上げ機能、VoiceOverは、画面に表示されている内容を読み上げ、キーボードによるコンピュータの完全な操作を可能にします。
アプリケーションとデバイスのサポート
Mac OS Xに組み込まれているVoiceOver機能は、幅広いアプリケーションをサポートします。ブライユ点字ディスプレイにも完全対応し、ディスプレイをつなぐだけですぐに使えます。
※VoiceOverは英語に対応します。
音声アラート
アプリケーションのエラーや警告が表示されると、音声アラートがその内容を自動的に読み上げます。
テキスト読み上げ
画面に表示されているテキストが見えにくい時は、画面読み上げ機能を使わなくても、選択したテキストをMacが音声で教えてくれます。スピーチ機能を有効にするには、「システム環境設定」を開いて「スピーチ」をクリックし、「テキスト読み上げ」パネルを開きます。この機能を起動するキーボードショートカットを設定することも可能です。
これに代わる方法として、Macに読み上げてほしいテキストを選択し、アプリケーションの「サービス」メニューで「スピーチ」を選ぶこともできます。
時報
システム環境設定を利用して、Macに1時間、30分、15分ごとの時報を自動的にアナウンスさせることができます。また、音声コマンドを使って、いつでも好きな時に時報を聞くことも可能です。
画面の拡大
システム環境設定の「ユニバーサルアクセス」パネルにある「ズーム機能」を使って、ディスプレイに表示されている内容をいつでも拡大できます。ズーム機能を使うと、マウスのスクロールホイール、トラックパッドジェスチャー、またはキーコマンドにより、画面全体の表示を最大40倍に拡大できます。パワフルなQuartzレンダリングにより、システムパフォーマンスを損なわずに、テキストやグラフィックスはもちろん、ビデオも完璧に拡大できます。
「ズーム」ダイアログを使って、高速ズームの最大拡大率と最小拡大率を設定します。縮小した時にプレビュー領域を表示するオプションもあります。このダイアログを使って、カスタムキーコマンドを作成できます。また、拡大した時の画面イメージの移動について、「ポインタがイメージの中央付近にあるようにする」、「ポインタと一緒に連続的に移動」、「ポインタが画面の端に到達したときのみ移動」の3つのオプションから選択できます。
カーソルの拡大
Mac OS Xでは、マウスの動きを目で簡単に追えるように、ポインタを拡大することができます。ポインタの形が変わっても、ポインタのサイズは変わりません。Macをログアウト、システム終了、再起動しても、ポインタの拡大率は設定を変更するまで維持されます。ポインタの拡大機能は、他のMac OS X画面拡大テクノロジーと連係するため、この2つを独自に組み合わせることができます。
ディスプレイの調節
Mac OS Xでは、ディスプレイに表示されるテキストを自由に調節できます。テキストの調節はアプリケーションだけでなくシステム全体に適用されるため、すべてのMacアプリケーションでテキストが同じように表示されます。ディスプレイを白地に黒、または黒地に白に切り替えてコントラストを上げ下げしたり、スライダコントロールを使ってコントラストを調整したりできます。画面を白黒のみで表示したい時のために、すべてを白黒またはグレイスケールで表示するコントロールも用意されています。
Finder表示オプション
表示オプション(Command + J)を使って、アイコン名のテキストサイズ(10 - 16ポイント)とアイコンサイズ(16×16 - 128×128ピクセル)を調節します。白い背景を好きな色に変えて、コントラストを上げることもできます。アイコンのグリッド間隔を調節することも可能です。
この表示オプションは、特定のフォルダの中身に適用することも、システム全体のすべてのフォルダに適用することもできます。このオプションは、ズームなどの他のユニバーサルアクセス設定とは個別に機能するため、ユニバーサルアクセスオプションにさまざまな方法で組み合わせることが可能です。
Dockの拡大
Dockを使って、よく使うアプリケーション、ファイル、フォルダにすばやく簡単にアクセスできます。たくさんのアイテムを追加するとDockが小さくなりますが、Mac OS XでDockアイコンのデフォルトサイズを設定して、見やすい大きさで表示できます。また、Dockの拡大オプションを利用して、マウスポインタを重ねたアイコンを自動的に拡大することもできます。
Cover Flow
Mac OS X Leopardで新たに導入されたCover Flowが、フォルダの中身を特大サイズで表示します。Cover Flowでは、普通の「サムネール」アイコンではなく、アプリケーションで開いた時と同じ状態でFinderにファイルが表示されます。ウインドウを広げて表示を拡大したり、ウインドウ内の分割バーを調節して特大フォーマットで表示すると、普通のリスト、カラム、アイコン表示よりもはるかに見やすくなり、ナビゲーションも簡単になります。
Safariカスケーディングスタイルシート(CSS)
Mac OS Xに含まれるSafariウェブブラウザには、ウェブブラウジングのためのユニバーサルアクセス設定が用意されています。たとえば、チェックボックスを使って、設定した最小サイズ(9 - 24ポイント)よりも小さいフォントでウェブページを表示しないように設定できます。デフォルト設定では、SafariでTabキーを押すと、ツールバーの項目とページ内のフォーム要素のみが順番に選択されます。OptionキーとTabキーを押すと、ページ内のすべての要素が順番に選択されます。また、この動作を変更して、Tabキーのみを押してすべての要素を順番に選択し、OptionキーとTabキーを押してツールバー項目とフォーム要素のみを選択することも可能です。
スタイルシートのポップアップメニューを使って、カスタマイズされたカスケーディングスタイルシート(CSS)を適用できます。このCSSがウェブサイトの表示方法を変更し、ウェブサイト作成者による変更を不要にします。CSSは、さまざまなニーズに合わせてウェブページの表示方法をカスタマイズする便利な方法です。



