公共機関 - 成功事例 - Energy Queensland

4社の異なる技術システムを統合することが、最優先で取り組むべき課題の一つでした。組織としての機能を高めつつ、6,000人以上の現場作業員の安全性を高め、将来のイノベーションの基盤を整えるためには、統合的なアプローチを作り出す必要がありました。Appleは、信頼性の高いデバイスと合理化されたシステムが連係するエコシステムで、完璧な解決策を提供しました。その結果、チームの生産性と安全性が向上し、重要なインフラのセキュリティが強化されました。

Energy Queenslandでは、15,500台以上のApple製デバイスを導入し、Apple Business ManagerとMDM（モバイルデバイス管理）ソリューションでシームレスに管理することで、働き方を一変させました。Apple製デバイスは、リモートでのゼロタッチの更新や、厳格な社内基準を満たす堅牢なセキュリティ設定に対応しており、デバイス全体の状況を把握できます。職員たちはTelstra Loopアプリを使って、パーソナライズされ、よりつながりやすくアップグレードしたサービスを利用できます。これらのツールを組み合わせることで、業務効率が大幅に向上しています。

Energy Queenslandの経営陣は、個人デバイスとして使えるようになれば、職員にとって受け入れやすく、デバイスを最も効果的に活用できることを認識していました。セキュリティ基準を遵守しつつ、デバイスを個人用に設定できるようにすることで、職員はメッセージやFaceTimeなどの内蔵アプリを通じて、チームメンバーや身近な人とのつながりを維持することができます。また、他社製の豊富なエンタープライズ向けアプリも、業務でのコミュニケーションに役立ちます。

Energy Queenslandは、Swiftでカスタムアプリを開発することで、安全性と効率性のレベルを大幅に引き上げています。Notifications Hubは、重要な最新情報のアラートを、必要なタイミングでチームに即時にプッシュ通知するカスタムアプリです。HazChatを使うと、職員の日々のあらゆる状況に備え、危険な作業をリアルタイムで管理できます。また、LVCMアプリはコンプライアンスの維持に役立つアプリです。技術者が毎年60,000回を超える配電盤テストを実施することで、問題を早期に発見し、事故発生率を低減します。現場作業員は、その場でデータにアクセスすることで、より安全で正確な意思決定を行うことができます。また収集したデータは、企業として重要な長期的な判断を下す際に役立ちます。

Energy Queenslandは自然災害という課題にも直面しています。多い時は年間4回発生するサイクロンによって、地域全体が停電に追い込まれることもあります。現場作業員と管理チームが全員Appleプラットフォームを使用しているので、作業がより効率的かつ生産的になり、より迅速に電力を復旧できます。作業時間をさらに短縮するために、デジタルチームはApple Vision Proの活用も検討しています。ドローンの映像と3D空間画像を使用して現場状況をリモートで判断することで、重要なデータをリアルタイムで現場作業員に伝えることができます。最終的な目標は、地域社会により早く、より安全に電力を供給することです。

Energy Queenslandは、Appleの堅牢なデバイスと効率的なプロセスを社内のあらゆる役職で導入することで、9,500人以上の職員の生産性と安全を維持しながら、230万人以上の住民に電力を供給しています。