プレスリリース 2001 年 5 月 22 日

アップル、JavaベースのWebObjects 5を6月に出荷

Webの開発と運用をスピードアップする強力なアプリケーションサーバ

2001年5月22日—アップルは本日、Webパブリッシングとエンタープライズアプリケーションの開発に最適でPure Javaの強力なアプリケーションサーバ、「WebObjects® 5(ウェブオブジェクトファイブ)」の販売を開始したことを発表しました。WebObjectsには、Java実行環境が実装されたサーバのほとんど全てで運用できる、スケーラブルで洗練されたWebアプリケーションを開発するための革新的なツールが含まれています。
「WebObjects 5は、WebベースのJavaアプリケーションを開発して運用するための最先端のソリューションです」と、アップルのワールドワイドプロダクトマーケティング担当副社長、フィリップ・シラーは語っています。「WebObjectsはこれまで、強力なWebアプリケーションを構築するために必要な、最も先進的なツールとフレームワークを提供してきましたが、WebObjects 5により、最も完全なJavaサーバソリューションの構築も可能になりました。」
定評あるクロスプラットフォーム対応のアプリケーションサーバであるWebObjectsは、そのモジュラーアーキテクチャ、自動化されたデータアクセス、効率的なページ生成、および統合化ツールの総合的なスイートにより、Webアプリケーションを運用開始するまでの期間を短縮すると同時に、その品質の飛躍的な向上を実現します。データベース型アプリケーションの開発に使用できる機能豊富なJava開発プラットフォームとして、WebObjectsは、Java 2 Standard Edition v1.3実行環境を利用し、Java 2 APIへのフルアクセスをサポートし、他のJavaソリューションとの相互運用を可能にします。
過去5年間にわたり、Fortune 500の企業は、イントラネットアプリケーションの開発、カスタマイズしたインターネットコンテンツの配信、電子商取引(eコマース)の運用といったさまざまな分野で、WebObjectsに対する信頼を強めてきました。また、クリエイティブのプロフェッショナルは、WebObjectsと、それをベースとしたアセットマネジメント、マルチメディアワークフロー、およびサイト管理を行うデベロッパソリューションに信頼を寄せ、教育関係者は、Webパブリッシングを教育するための教材、そしてポータル、研究開発、および新しい事務管理ソリューションを構築するための基礎としてWebObjectsを利用しています。
WebObects 5は、次の機能を備えた、Javaサーバアプリケーションを開発するための総合的なソリューションです。
  • Enterprise Objectsテクノロジーによる自動化されたデータアクセスとオブジェクトの保持
  • テンプレートと再利用可能なコンポーネントのライブラリを活用した簡単で効率的なWebページの生成
  • 既存のXMLベースのソリューションとの完全な相互運用を確実にするXMLのフルサポート
  • ワークグループからエンタープライズレベルまで、あらゆるソリューションに対応する信頼性が高くスケーラブルな運用サービス
  • プロジェクトの管理を行うProject Builder、3層型のWebおよびJavaアプリケーションの開発に使用するDirect to WebとDirect to Java、データベースモデリングを行うEnterprise Object Modeler、HTMLインターフェイスの設計を簡略化するWebObjects Builderなどの、統合化された開発および運用ツール

【価格と販売およびシステム条件について】
WebObjects 5は、72,800円(メーカー希望小売価格、税別)で、アップルのオンラインストア、Apple Store®(アップルストア、http://store.apple.com/jp)と次の販売店7社において、またアップルのソフトウェア正規代理店を通じて、6月上旬より販売を開始します。販売店は、NTTアドバンステクノロジ株式会社、株式会社アイザック、伊藤忠テクノサイエンス株式会社、キヤノン販売株式会社、株式会社サイバー・ラボ、株式会社ステラクラフト、株式会社ディアイティ(順不同)です。
WebObjectsアプリケーションは、製品に付属するツールのスイートを使用して開発できます。動作が保証されている開発プラットフォームは、Mac® OS XおよびWindows 2000 Professionalです。WebObjectsアプリケーションは、データベースアクセスにJDBC 2.0を使用するJava 2, Standard Edition 1.3実行環境で運用できるように設計されます。動作が保証されている運用プラットフォームには、Mac OS X Server v10、Solaris 8、およびWindows 2000 Professionalが含まれます。詳細は、アップルのWebサイトをご覧ください。
【新製品セミナーについて】
アップルでは下記の日程でWebObjects 5のアドバンテージや最新のデベロッパソリューションをご紹介するセミナーを開催します。セミナーの詳細および参加申し込みについてはアップルのWebサイトをご覧ください。
6月28日(木)大阪:大阪MIDシアター
7月6日(金) 東京:東京国際フォーラム
    © 2001 Apple Computer, Inc All rights reserved. Apple, the Apple logo, Macintosh, Mac OS, and WebObjects are either registered trademarks or trademarks of Apple. Other company and product names may be trademarks of their respective owners.