プレスリリース 5月 17, 2002

アップル、1UラックマウントサーバのXserveを発表

マルチプロセッシング、大容量ストレージ、高速ネットワーキングを提供

2002年5月17日—アップルは本日、かつてないほどシンプルなセットアップとリモート管理を実現する強力な1Uラックマウントサーバ「Xserve(エックスサーブ)」を発表しました。アップルのUNIXベースのMac OS X Server(マックオーエステンサーバ)ソフトウェアを完全に補完するハードウェアとして最初から設計されたXserveは、アップルが提供する業界屈指の使いやすさで、ビジネスおよび教育の現場に理想的な製品です。
Xserveは、コンパクトな1Uラックマウントサーバとしては卓越したパフォーマンスを発揮します。デュアル1GHz PowerPC G4はプロセッサごとに2MBのDouble Data Rate(DDR)三次キャッシュを搭載すると同時に、1Uラックサーバでは初めて最大2GBまでのDDR SDRAMメインメモリをサポートします。また、4基のホットプラグ対応ATA/100ドライブを採用したクラス最高の最大480GBという大容量ストレージに加え、2基のギガビットEthernet標準搭載というクラス最高のネットワーク機能も備えています。さらに、XserveにはUnlimitedクライアントライセンス版のMac OS X Serverソフトウェアが付属し、ファイル/プリントサービス、ビデオストリーミング、データベースアプリケーション、クラスタリング分散処理、Webおよびメールサービスなど、非常に優れた統合サーバソリューションを提供します。
「Xserveは、我々がお客様の声に耳を傾けた成果です。Xserveはセットアップが非常に簡単で、既存のネットワークに容易に組み込むことができます。その上、追加コストなしに登録ユーザを制限なく増やすことができるため、抜群に費用対効果にすぐれた真のUNIXサーバとなります。」と、アップルのCEO(最高経営責任者)、スティーブ・ジョブズは述べています。
「Xserveを見て本当に驚きました。当社では年内に新しいサーバを40台導入する予定ですが、Xserveは当社の屋外広告でのクリエイティブ&メディア制作のニーズを完全に満たします。Clear Channelは屋外広告、ラジオ放送、ライブエンターテインメントの世界的なリーダー企業として、ネットワークに対する過酷な要求に応えるため、Xserveを導入するつもりです。」と、Clear Channel WorldwideのCTO(最高技術責任者)、ジョー・シャノン氏は述べています。
「アップルの新しく強力なラックマウント型ワークグループサーバソリューションであるXserveとUNIXベースのMac OS X Serverソフトウェアという組み合わせは、Oracle9i データベースの優れたプラットフォームとなります。Oracleのデータベースクラスタ製品であるOracle9i Real Application ClustersをXserveで運用することにより、Oracleとアップルは両社のお客様に企業規模のソリューションを提供でき、両社にとって新しいビジネスチャンスが生まれます。」と、Oracleの製品サービスおよびプラットフォームテクノロジー担当上級副社長、マイケル・ロチャ(Michael Rocha)氏は述べています。
Xserveは、デジタルビデオ、高解像度のデジタルイメージ、大量の科学データの処理など、高いI/O性能を要求するアプリケーションに最適です。Dell、HP、IBM、Sun各社の高価なサーバに匹敵する機能と性能を持つXserveは、高速なネットワーク接続、15ギガフロップの処理性能、0.5テラバイトのホットプラグ対応ストレージが特長です。また、4本の独立したATA/100ドライブチャネルにより、高価なUltra3 SCSIドライブを使用する他の1Uサーバの約2倍のディスク性能も提供します。
Xserveには、サーバのセットアップとリモート管理を従来よりもはるかに簡単にする新しい機能があります。Server Adminはサービスの監視とリモート管理を行う強力で新しいアプリケーションで、Mac OS X Serverの主要なネットワークサービスのセットアップと管理をリモートで簡単に実現します。また、Server Monitorはハードウェアの監視を行う新しいアプリケーションで、1台または多数のサーバのリモート監視、サブシステムの詳細情報の確認、レポート生成、emailクライアント、ポケットベル、携帯電話、PDAへのメッセージ送付によるシステム通知などが可能です。
Xserveの発表にともない、アップルではサービス&サポートプログラムも拡充し、原則4時間以内に対応する出張サービス、原則週7日、24時間の電話およびemailによる技術サポートを行うAppleCare Premium Service and Support Planのほか、AppleCare Service Parts Kit for X serveの各種プランも提供します。
Xserveはそのほかに、以下の特長を備えています。
  • シングルまたはデュアル1GHz PowerPC G4プロセッサ
  • 各プロセッサごとの2MB DDR三次キャッシュ
  • 3基のPCIスロット、このうち2基の64ビット/66MHz PCIスロットは高性能I/Oに対応(Mac史上最速)
  • 266MHzで動作する最大2GBの高性能DDRメモリ(DDRメインメモリはMacで初採用)
  • ソフトウェアRAIDミラーリングによる重要なデータの保護、またはストライピングによるディスク性能の向上
  • モニタなしでの起動をサポート、また標準的なVGAディスプレイやKVM(Keyboard-Video-Mouse)スイッチをVGAグラフィックカードに接続可能
  • オプションのAGP 4Xグラフィックカード装着でモニター、キーボード、マウスに接続し、ラックマウント型ワークステーションとして使用可能
  • 3基の400Mbps FireWireポート(背面パネルに2基、前面パネルに1基配置し、即座に利用可能)
  • 2基のUSBポート、1基のDB-9シリアルポート(コンソール接続用)を搭載、オプションのUltra3 SCSIカードにより外部のストレージおよびバックアップ装置を接続可能
  • オプションのファイバーギガビットEthernetアダプタカード
  • Mac OS X Serverソフトウェア(QuickTime Streaming ServerWebObjects Deploymentほか、Open SourceコミュニティによるApache、Samba、PHP、MySQL、Tomcat等の最新ソフトウェア)
  • TCP/IP経由のAFP、SMB/CIFS、FTP、NFSなど、各種ネイティブプロトコルのサポートにより、Mac、UNIX、Windowsの各ネットワークに簡単に組み込み可能

価格と販売について
Xserveは、2002年6月下旬よりアップルのオンラインストア、Apple Store(アップルストア、https://www.apple.com/japanstore/)およびアップル製品取り扱い販売店を通じて販売されます。Xserveは2種類の標準システム構成が用意されているほか、ニーズに合わせてカスタマイズも可能です。2種類の標準システム構成は以下のとおりです。
  • Xserve 1GHzモデル: 374,800円、シングル1GHz PowerPC G4プロセッサ、256MB DDR RAM、60GB ATA/100 Apple Drive Module、ギガビットEthernet2基、CD-ROMドライブ、Mac OS X Server Unlimitedクライアントライセンス
  • Xserve デュアル1GHzモデル: 499,800円、デュアル1GHz PowerPC G4プロセッサ、512MB DDR RAM、60GB ATA/100 Apple Drive Module、ギガビットEthernet2基、CD-ROMドライブ、Mac OS X Server Unlimitedクライアントライセンス
  • AppleCare Premium Service and Support Plan: 124,800円、技術エキスパートによる原則週7日、24時間の電話およびemailでのサポート、アップル認定の技術スタッフによる対象製品購入日より3年間の出張修理サービス、営業時間内ならば原則4時間以内に出張対応、営業時間外であれば翌日の出張対応

アップルは、業界標準の2Gbファイバーチャネルを特長とする、新しい高性能なRAIDストレージ製品のプレビューも行いました。この製品は、2002年後半に正式発表予定です。