アップル、QuickTime 7 for Windowsのプレビューリリースを披露

2005年6月７日、アップルは本日、高品位（HD）ビデオの配信と再生のための、Windowsプラットフォーム用としては業界初のメインストリームH.264ソリューションとなるQuickTime® 7 PlayerおよびQuickTime 7 Pro for Windowsのプレビューリリースを発表しました。MPEG-4標準の一部として承認されているH.264ビデオコーデックは、モバイルデバイス用の 3Gからビデオ会議のためのiChat AV、さらに放送用HDそして次世代高品位DVDにいたるまで、幅広い領域にわたってHDの映像を提供します。H.264は、次世代高品位DVDの策定を行なっているDVD ForumとBlu-ray Disc Associationの両方に採用されています。

「これまでに10億件近くもダウンロードされているQuickTimeは、最新のデジタルメディアオープンスタンダードの開発とサポートに数多く使われており、今ではWindows環境のテクノロジーとしても非常に高い人気を誇っています。素晴らしいビデオコンテンツの配信に、優れたH.264コーデックを使うことによって、QuickTime 7はコンピュータや携帯電話、テレビなどでの映像の楽しみ方を変えてゆきます。」と、アップルのワールドワイドプロダクトマーケティング担当シニアバイスプレジデント、フィリップ・シラーは述べています。

QuickTime 7 Player for Windowsには以下の機能が含まれています。

QuickTime 7 Pro for Windowsには以下の機能が含まれています。

これまでに10億件近くもダウンロードされているQuickTimeは、高品質のオーディオおよびビデオを開発、制作し、IP、無線およびブロードバンドネットワークを通じて配信するための、業界をリードする、標準ベースのソフトウェアです。QuickTimeは国際標準化機構（ISO）によって MPEG-4ファイルフォーマットのベースとして採用され、3GPPおよび3GPP2標準の中核技術となっています。QuickTimeは標準規格を強力にサポートしているため、アップルのハードウェアやソフトウェアをベースとするモバイルストリーミングソリューションを用いるモバイルオペレーターは、複数の専有技術の運用に伴うコストや複雑さに悩まされることなく、幅広い種類の端末にストリーミングメディアを配信することができます。

【価格と販売について】
QuickTime 7 Player for Windowsのプレビューリリースは、www.apple.com/jp/quicktimeから無償でダウンロードすることができます。QuickTime 7 Pro for Windowsのプレビューリリースは、アップルのオンラインストアであるApple Store® (https://www.apple.com/japanstore/ )を通じて、シングルユーザライセンス価格3,400円（アップルストア価格、税込）にて販売されます。QuickTime 7 PlayerおよびQuickTime 7 Pro for Windowsの最終バージョンは、今夏発売となります。