プレスリリース 2017 年 9 月 13 日

未来がここに:iPhone X

Super Retinaディスプレイ、TrueDepthカメラシステム、Face ID、ニューラルエンジン搭載のA11 Bionicチップなど、革新的な機能を満載

iPhone Xは、豪華な全面ガラスのデザインを採用し、美しい5.8インチSuper Retinaディスプレイを装備したスマートフォンの未来形です。
Appleは本日、スマートフォンの未来形として、豪華な全面ガラスのデザインを採用したiPhone X(アイフォーン·テン)を発表しました。iPhone X は、5.8インチSuper Retinaディスプレイ、A11 Bionicチップ、ワイヤレス充電、デュアル光学式手ぶれ補正(OIS)を備えて機能向上した背面カメラを装備しているほか、新しいTrueDepthカメラを使って、ロック解除、認証、支払いを安全に実行できるようにする新たな方法であるFace IDを搭載しています。iPhone Xは、世界の55を超える国と地域で10月27日(金)より予約注文を開始し、11月3日(金)より店頭での販売を開始する予定です。
iPhone Xは、デバイスそのものがディスプレイで、iPhoneのために設計されたOLEDスクリーンを備えています。
「10年以上もの間、私たちが考えてきたのは全面ディスプレイのiPhoneを作ることでした。そのビジョンを実現したのがiPhone Xです。10年前のiPhone発表時には、私たちは携帯電話をマルチタッチで変革しました。iPhone Xは、iPhoneの新しい時代、デバイスがユーザー体験に完全に溶け込む時代の幕開けを告げるものになるでしょう」と、AppleのCDO(最高デザイン責任者)、ジョニー·アイブは述べています。
iPhone Xの前面と背面を包む全面ガラスには、これまでスマートフォンに採用された中でも最も耐久性のあるガラスを、美しいシルバーとスペースグレイの筐体で採用しています。
「iPhone Xはスマートフォンの未来です。革新的なTrueDepthカメラシステム、美しいSuper Retinaディスプレイ、ニューラルエンジンを備えた超高速のA11 Bionicチップのような、素晴らしくかつ新しいテクノロジーを満載しています。iPhone Xでは、Face IDによるiPhoneのロック解除に始まり、没入型のARゲームのプレイ、アニ文字を使ったメッセージのやり取りまで、流れるようにスムーズな新しいユーザー体験が可能になっています。これこそiPhoneの次の10年の始まりです」と、Appleのワールドワイドマーケティング担当シニアバイスプレジデント、フィリップ·シラーは述べています。

美しいオールスクリーン設計

新しいテクニックとテクノロジーを採用したSuper Retinaディスプレイは、デザインの曲面に正確に沿って、優雅に丸みを帯びたコーナー部分に滑らかにつながっています。
iPhone Xでは美しいオールスクリーンディスプレイによる革新的なデザインを採用し、ディスプレイはデバイスの曲面に正確に沿って、優雅に丸みを帯びたコーナー部分に滑らかにつながっています。全面ガラスで包まれた前面と背面には、これまでスマートフォンに採用された中では最も耐久性のあるガラスを、シルバーとスペースグレイであつらえたほか、ボディの周囲を、研磨を尽くした、医療に使われているものと同じグレードのステンレススチール製のバンドで継ぎ目なく包み、iPhone Xの強度を上げています。7層のカラープロセスにより、ガラス表面での正確な色調と透明度の再現が可能になり、反射光学層によって色がより深みを増した結果、デザインの優雅さと耐久性を兼ね備えながら、耐水·防塵性能も備えています。1
iPhone Xは優雅さと耐久性を兼ね備えながら、耐水・防塵性能も備えています。

目を引くSuper Retinaディスプレイ

美しい5.8インチのSuper Retinaディスプレイ(*2)は、iPhoneの標準にそびえ立つ初のOLEDスクリーンで、深く美しい色、漆黒の黒、高いコントラスト比(1,000,000:1)、スマートフォンで最高レベルのシステムワイドのカラーマネジメントといった特長も備えています。このHDRディスプレイはドルビービジョンとHDR10に対応し、この2つが相まって、写真やビデオをいっそう素晴らしい見栄えにします。True Toneテクノロジーが加わったことで、ディスプレイのホワイトバランスが動的に調整され、周囲の光に合っていて、より自然で、まるで紙を見ているような視覚体験を味わうことができます。
iPhone Xは、おなじみのジェスチャーで自然かつ直感的に操作できます。
iOS 11は、Super Retinaディスプレイを最大限に活用できるように再設計されており、ホームボタンを素早い流れるようなジェスチャーに置き換えたことで、iPhone Xを自然かつ直感的に操作できるようになっています。どこにいても、下側からスワイプするだけでホーム画面に戻れます。

Face IDはパワフルで安全な認証システム

iPhone Xに搭載されたFace IDは、ロック解除、認証、支払いを安全に実行できる、革新的な新しい方法です。
Face IDは、ドットプロジェクタ、赤外線カメラ、投光イルミネータで構成される最高水準のTrueDepthカメラシステムを使って、iPhone Xで行う認証に革新をもたらします。ここで威力を発揮しているのが顔を正確にマップして認識するA11 Bionicチップです。これらの先進的な、深度感知のためのテクノロジーが連携し、iPhoneの安全なロック解除やApple Payでの支払い、セキュリティ保護されたアプリケーションやその他の新機能の利用を可能にします。  
Face IDでは、30,000以上の目に見えない赤外線ドットを投射します。この赤外線イメージとドットパターンがニューラルネットワークに伝えられ、あなたの顔の数学モデルが作られると、そのデータがSecure Enclaveに送られて照合されると同時に、機械学習が外見の変化に常に適応します。保存された顔の情報はSecure Enclaveによって保護され、極めて安全な状態で保持されます。こうした処理はすべてデバイス上だけで行なわれ、利用者のプライバシーを守るためにクラウドで行なわれることはありません。Face IDは、あなたがiPhone Xを注視した時だけロックを解除します。Face IDは、写真やマスクを使ったなりすましを防ぐように設計されています。

再発明された前面および背面カメラの特長であるポートレートライティング

iPhone Xは、TrueDepth対応の7MP前面カメラと、デュアルOISを備えた12MP背面カメラを搭載しています。
Face IDに欠かせない、新しい7メガピクセルTrueDepthカメラは、広色域キャプチャ、自動イメージ補正、正確な露出コントロールを特長とし、前面カメラによるポートレートモードは、被写界深度エフェクトも相まって素晴らしいセルフィーの撮影に最適です。
iPhone Xはまた、再設計されたデュアル光学式手ぶれ補正(OIS)を備えたデュアル12メガピクセル背面カメラシステムも特長としています。広角カメラのƒ/1.8開口部と、改良された望遠カメラのƒ/2.4開口部を組み合わせることで写真やビデオの品質が向上します。新しいカラーフィルター、深みを増したピクセル、Appleの設計による改良されたイメージシグナルプロセッサにより、先進的なピクセル処理、広色域キャプチャ、暗所での高速なオートフォーカス、より美しいHDR写真が可能になります。新しいクアッドLED True Toneフラッシュは従来の2倍の均一性の照明を作り出せるほか、スローシンクロにも対応し、結果的に、背景·前景ともにより均一な照明が得られるようになっています。
iPhone Xに搭載された新しいカメラは、従来より大型で高速なセンサー、新しいカラーフィルター、深みを増したピクセル、鮮明な写真やビデオをよりディテールを強調して捉えられるOISを特長としています。
iPhone Xに搭載されたカメラは、究極のAR(拡張現実)体験を実現できるようにカスタムチューンが施されています。各カメラは、正確なモーショントラッキングのために用意された新しいジャイロスコープと加速度センサーに合わせて個別に調整されます。A11 Bionic CPUはワールドトラッキング、シーンの認識を担当し、GPUが60fpsの目を見張るような描画を可能にする一方で、イメージシグナルプロセッサはリアルタイムで照明光推定を行います。iOSデベロッパは、ARKitを通じてTrueDepthカメラおよび背面カメラを利用できますが、これによりスクリーンで表示される範囲をはるかに超えて、深く没入できる、流れるような体験が味わえるゲームやアプリケーションを開発できます。
新しいカメラはまた、手ぶれ補正、最大60fpsの4Kビデオ、最大240fpsの1080pスローモーションビデオなど、スマートフォンとしては最高品質のビデオ撮影にも対応します。Appleが設計したビデオエンコーダは、イメージや動きをリアルタイムで分析することにより最高品質のビデオを生成します。
前面·背面どちらのカメラでも、ポートレートライティングを用いたポートレートモードでは、iPhone上でドラマチックなスタジオ照明エフェクトが可能になり、5種類の異なる照明スタイルを使って、浅い被写界深度エフェクトで印象的なポートレートを撮影することができます。3
iOS 11環境では、iPhone XはHEIF(High Efficiency Image Format)およびHEVC(High Efficiency Video Codec)をサポートして最大2倍の圧縮率を実現し、同じストレージに2倍の容量の写真とビデオを保管できます。  

絵文字に躍動感を与えるアニ文字

TrueDepthカメラでは、アニ文字という愉快な新しい方法で絵文字に躍動感を与えることができます。TrueDepthカメラでは、A11 Bionicチップと連動して、50以上の異なる表情筋の動きを撮影·解析することで、この表情をパンダ、ユニコーン、ロボットなど、12種類あるアニ文字のいずれかに反映させることができます。これは、iPhone Xに標準インストールされている「メッセージ」アプリケーションで利用できる機能で、自分の顔を撮影し、それに応じて微笑んだり、しかめ面をしたりしたアニ文字メッセージに自分の声を添えて送ることができます。
iPhone Xでは、TrueDepthカメラを使って、アニ文字という愉快な新しい方法で絵文字に躍動感を与えることができます。

A11 Bionicチップの登場です

A11 Bionicは、スマートフォン史上、最もパワフルで最も賢いチップです。A11 Bionicは6コア設計のCPUを特長としており、A10 Fusionチップと比べて、2つの高性能コアは25パーセント高速、4つの省電力コアは70パーセント高速になり、業界屈指のパフォーマンスとエネルギー効率を提供します。新しい第2世代のパフォーマンスコントローラは、6つのコアをすべて同時に管理して、マルチスレッド化されたワークロードを最大70パーセントも高い性能を繰り出し、ユーザに対してより多くのパワーを与えながら、iPhone 7より2時間も長い駆動時間を実現します。A11 Bionicはまた、Appleが設計した3コア構成のGPUも内蔵しており、前世代よりも最大30パーセント高速な描画性能を実現します。これらすべての処理能力により可能になったのが、新しい機械学習、ARアプリケーション、没入感あふれる3Dゲームなのです。  
A11 Bionicチップが搭載するニューラルエンジンは、機械学習、拡張現実アプリケーション、没入型の3Dゲームなどの目的に特化しています。
新しいA11 BIonicのニューラルエンジンはデュアルコア設計で、リアルタイム処理時には毎秒最大6,000億回の演算処理を実行できます。A11 BIonicのニューラルエンジンは、特定の機械学習アルゴリズムを想定して設計され、Face ID、アニ文字、その他の機能を可能にしています。

ワイヤレスな未来のためのデザイン

Appleがデザインした新しいAirPowerマットは2018年に登場予定で、iPhone、Apple Watch、AirPodsを同時に充電できます。
ガラス製の背面デザインが、卓越したワイヤレス充電ソリューションを可能にします。ワイヤレス充電は、Belkinとmophieから出ている2つの新しいワイヤレス充電マット(apple.comおよびApple Storeで販売)など、既存のQi規格のQiエコシステムに対応しています。
iPhone Xのガラス製の背面デザインが世界最高レベルのワイヤレス充電ソリューションを可能にします。
Appleは、2018年発売予定の自社設計のワイヤレス充電アクセサリ、AirPowerのプレビューを行いました。このデバイスはゆったりとしたアクティブ充電領域を備えており、iPhone 8、iPhone 8 Plus、iPhone Xをお使いのお客様は、Apple Watch Series 3、新しいAirPods用のワイヤレス充電ケース(別売)などを含む最大3台のデバイスを同時に充電することができます。
【価格と販売について】
  • iPhone Xは、シルバーおよびスペースグレイが用意され、64GBまたは256GBのモデルで提供され、apple.com/jp  および Apple Storesを通じて販売されます。価格は 112,800円からで、Apple製品販売店および携帯電話各社からも販売され、価格は異なる場合があります。
  • 米国在住のお客様は、AppleのiPhone Upgrade Programを通じて、AppleCare+プロテクションと一緒にiPhone Xを入手することができます。契約先の携帯電話会社を選び、毎年新しいiPhoneにアップグレードすることが可能です(複数年のサービス契約は不要です)。iPhone XのiPhone Upgrade Programは、Apple.com および米国内のApple Storeで月額49.91ドルからご加入いただけます。4
  • 以下の国と地域では、iPhone Xの予約注文は10月27日(金)より承ります。店頭販売は11月3日(金)より開始予定です:アンドラ、オーストラリア、オーストリア、バーレーン、ベルギー、ブルガリア、カナダ、中国、クロアチア、キプロス、チェコ共和国、デンマーク、エストニア、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、グリーンランド、ガーンジー、香港、ハンガリー、アイスランド、インド、アイルランド、マン島、イタリア、日本、ジャージー、クウェート、ラトビア、リヒテンシュタイン、リトアニア、ルクセンブルク、マルタ、メキシコ、モナコ、オランダ、ニュージーランド、ノルウェー、ポーランド、ポルトガル、プエルトリコ、カタール、ルーマニア、ロシア、サウジアラビア、シンガポール、スロバキア、スロベニア、スペイン、スウェーデン、スイス、台湾、アラブ首長国連邦、英国、米国、米領バージン諸島。
  • Appleのデザインによるアクセサリとして、様々なカラーのレザーおよびシリコン製ケース(価格は4,800円から)、iPhone Xレザーフォリオ(10,800円)をご用意しています。各色のメタル仕上げのLightning Dock(5,200円)もお求めいただけます。
  • iPhone XをAppleよりお求めいただいた場合は、ストア内またはオンラインで、無料のパーソナルセットアップを提供いたします。メールの設定や、App Storeで入手できる新しいアプリケーションのデモなど、お客様のiPhoneのカスタマイズをお手伝いします。5
  • 新しいiPhone XやiOS 11の基本を学んだり、さらに進んだ使い方を学びたい方はどなたでも、apple.com/jp/today で無料のToday at Appleセッションにお申し込みいただけます。
Appleは1984年にMacintoshを登場させ、パーソナルテクノロジーに革命を起こしました。今日Appleは、iPhone、iPad、Mac、Apple Watch、Apple TVにより世界のイノベーションを牽引しています。Appleの4つのソフトウェアプラットフォーム――iOS、macOS、watchOS、tvOS――はすべてのApple製品でシームレスな体験を提供するとともに、App Store、Apple Music、Apple Pay、iCloudといった画期的なサービスで人々の可能性を拡げています。Appleの10万人以上の社員は世界で最も素晴らしい製品を創り出すこと、そして自分たちが生まれてきた世界をさらに良いものとして次世代へ残すことに邁進しています。  

iPhone商標は、アイホン株式会社のライセンスに基づき使用されています。
    1 iPhone Xは防沫・耐水・防塵仕様となっており、IEC規格60529のIP67等級に従って制御された実験室条件の下で試験を実施済みです。防沫・耐水・防塵性能は永久的に持続するものではなく、通常の使用によっても性能が低下することがあります。濡れたiPhoneを充電することはおやめください。清掃および乾燥方法についてはユーザガイドをご覧ください。水濡れによる損傷は保証の対象外となります。
    2 iPhone Xのディスプレイは、美しい曲面を描くように四隅に丸みを持たせてデザインされており、標準的な長方形に収まります。標準的な長方形として対角線の長さを測った場合のサイズは5.85インチです(実際の表示領域はこれより狭くなります)。
    3 ポートレートライティング機能はベータ版での提供となります。
    4 24か月分割ローンに基づきます。各種の販売条件が適用されます。
    5 日本では全国7店舗のApple Storeでパーソナルセットアップに対応しています。

    iPhone Xは、米国連邦通信委員会(FCC)の規定に求められるものとして承認されていません。同委員会の認証が得られるまで、本デバイスは販売・リースの対象として提供されるものではありません。
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