新規ウィンドウを開く
プレスリリース 2020 年 12 月 8 日

Apple、AirPods Max を発表
AirPodsの魔法をオーバーイヤー
ヘッドフォンで実現

AirPods Maxの特色は、原音に忠実なサウンド、アダプティブイコライゼーション、アクティブノイズキャンセリング、空間オーディオ

シルバーのAirPods Max。
AirPods Maxは、AirPodsの魔法を、まったく新しいワイヤレス方式のオーバーイヤーヘッドフォンで実現し、原音に忠実なサウンド、アクティブノイズキャンセリング、空間オーディオなどを特長としています。
Appleは本日、AirPods Maxを発表しました。この革新的なワイヤレスヘッドフォンは、AirPodsの魔法をオーバーイヤー型デザインに採り入れ、原音に忠実なサウンドを実現しています。AirPods Maxは、独自の音響設計と、左右2つのH1チップ、先進的なソフトウェアを組み合わせてコンピュテーショナルオーディオに力を与え、アダプティブイコライゼーション、アクティブノイズキャンセリング、外部音取り込みモード、空間オーディオを通じてこれまでにないサウンド体験を提供します。AirPods Maxには、スペースグレイ、シルバー、スカイブルー、グリーン、ピンクという美しい5色が用意されています。本日より予約注文を開始し、12月18日(金)より順次発売開始となります。
「AirPodsは世界で最も人気があるヘッドフォンで、皆様から愛される理由は、シンプルで簡単なセットアップ、素晴らしい音質、そして特徴的なデザインにあります。AirPods Maxでは、そうした魔法のようなAirPodsの体験を、原音に忠実なサウンドと共に美しいオーバーイヤー型デザインに取り込みました。独自の音響設計、左右2つのH1チップ、先進的なソフトウェアを組み合わせることで、AirPods Maxはコンピュテーショナルオーディオを使って究極のパーソナルなサウンド体験をワイヤレスでお届けします」と、Appleのワールドワイドマーケティング担当シニアバイスプレジデント、グレッグ·ジョズウィアックは述べています。

独自の音響設計

キャノピーからイヤークッションに至るまで、AirPods Maxのあらゆる部分が丹念に作り込まれ、どのユーザーにとっても格別な音響特性を発揮できる仕組みになっています。ヘッドバンドのキャノピーは通気性のあるニットメッシュ素材で作られており、ヘッドフォン全体の重さを分散して頭部にかかる圧力を減らします。ステンレススチール製フレームのヘッドバンドは耐久性と柔軟性にすぐれ、どんな形やサイズの頭にもなじみます。伸縮するヘッドバンドのアームはスムーズに伸び、お好みのフィット感を保ちます。
左右のイヤーカップは画期的なメカニズムでヘッドバンドに取り付けられており、イヤーカップによる圧力を調節し、分散すると同時に、それぞれが独立して回転することで、ユーザーごとに異なる頭の曲線にフィットする仕組みになっています。それぞれのイヤークッションには音響を考えた形状記憶フォームを採用して密閉性を高めています。これは包み込まれるようなサウンドを得るのに欠かせない要素です。Apple Watchからヒントを得たDigital Crownで正確な音量調節、音楽の再生と一時停止、曲のスキップ、電話への応答と通話の終了、Siriの起動を思いのままにこなせます。

画期的なサウンド体験

AirPods Maxは、Appleが設計した40mm口径のダイナミックドライバを搭載し、深みのある豊かな低音域、正確な中音域、明瞭で透き通った高音域の伸びにより、どんな音もはっきりと聞こえます。独自のデュアルネオジムリング磁石モーターの働きにより、AirPods Maxでは音量を最大にした場合でも、すべての可聴域で全高調波歪みを1パーセント未満にとどめます1。左右のイヤーカップにそれぞれ組み込まれたAppleのH1チップ、独自の音響設計、先進的なソフトウェアを備えたAirPods Maxは、コンピュテーショナルオーディオを使って、最高品質のサウンド体験をお届けします。それぞれのH1チップが持つ毎秒90億回の演算処理が可能な10個のオーディオコアを活用したコンピュテーショナルオーディオにより、アダプティブイコライゼーション、アクティブノイズキャンセリング、外部音取り込みモード、空間オーディオといった画期的なサウンド体験を実現しています。
AirPods Maxの内部コンポーネントを水平に並べた様子。
AirPods Maxでは独自の音響設計のために、40mm口径のダイナミックドライバとデュアルネオジムリング磁石モーターを採用しています。
  • アダプティブイコライゼーション:AirPods Maxのアダプティブイコライゼーションは、ユーザーの耳に届く音声信号を測定し、イヤークッションの吸着度と密閉度に合わせて低音域と中音域をリアルタイムで調節することで最適なサウンドを作り出します。これにより、音のディテールを完全にとらえた豊かなサウンドを生み出します。
  • アクティブノイズキャンセリング:AirPods Maxはアクティブノイズキャンセリングにより包み込まれるようなサウンドを届けてくれるので、ユーザーは聴いている内容に集中できます。それぞれのイヤーカップには3個の外向きマイクを内蔵し、これが周囲のノイズを検知する一方で、イヤーカップ内側に組み込まれた1個のマイクが、ユーザーの耳に届いている音を測定します。コンピュテーショナルオーディオを用いることで、ノイズキャンセリング機能が、ヘッドフォンのフィット感や動きに対してリアルタイムかつ継続的に適応します。
  • 外部音取り込みモード:AirPods Maxでは、外部音取り込みモードに切り換えることで、音楽を聴きながら同時に周囲の音も聞くことができ、オーディオを完璧に再生しながらも、自分の声を含むあらゆる音が自然に聞こえます。アクティブノイズキャンセリングと外部音取り込みモードは、ノイズコントロールボタンを1回押すだけで切り換えられます。
  • 空間オーディオ:AirPods Maxでは、頭の動きを捉えるダイナミックヘッドトラッキングによる空間オーディオを利用して、音を空間内の任意の場所に置けるので、5.1や7.1、Dolby Atmosで記録されたコンテンツでは、映画館で音に包み込まれるような体験を味わえます。空間オーディオは、AirPods MaxとiPhoneまたはiPadに内蔵されたジャイロスコープと加速度センサーを利用して、ユーザーの頭の動きとデバイスの動きを追跡し、それぞれの動きのデータを比較して再生中のサウンドの音場を再マッピングするので、もしユーザーが頭を動かしても、常に音場はデバイスから離れません。

AirPodsの魔法

AirPods MaxがこれまでのAirPodsファミリーに加わり、音楽、通話、テレビ番組や映画の視聴、ゲーム、Siriとのやり取りといったさまざまな用途で、これまでにないワイヤレスオーディオの体験を提供します。AirPodsと AirPods Proで既に愛されている魔法のようなセットアップの体験は AirPods Maxにも継承されています。セットアップはタップ1回で完了し、ユーザーのiCloudアカウントでサインインされているiPhone、iPad、iPod touch、Mac、Apple Watch、Apple TVといったすべてのデバイスと自動的にペアリングされます。
AirPods Maxはユーザーの頭に装着されたことを光学センサーとポジションセンサーにより自動的に検知します。これにより、AirPods Maxを装着するとオーディオの再生が始まり、頭から外したり片方のイヤーカップを耳から離したりした時に、オーディオは一時停止します。AirPods Maxは、周囲のノイズを抑えてユーザーの声だけをしっかり拾うビームフォーミングマイクロフォンを搭載しているので、音声通話や Siriとの会話もはっきりと明瞭に行えます。
iPhone 12 とペアリングした AirPods Max。
AirPods Maxは、AirPodsファミリーでおなじみのタップ1回で完了する魔法のようなセットアップを特長としています。

バッテリーと持続時間

AirPods Maxは、アクティブノイズキャンセリングと空間オーディオを有効にしたままでも、原音に忠実なオーディオ、通話、映画の観賞を、最長で連続20時間も楽しめるバッテリー駆動時間を誇ります2
AirPods MaxにはソフトでスリムなSmart Caseが付属します。このケースにAirPods Maxを収めると超低電力状態に切り換わるので、使用していない時に充電を長持ちさせます。
スカイブルーのAirPods Maxを同じ色のSmart Caseに収めた様子。
AirPods Maxに付属するソフトでスリムなSmart CaseにAirPods Maxを収めると、超低電力状態に入り、使用していない時にバッテリーの充電状態を保持するのに役立ちます。

その他の機能

  • 自動切り換え:iPhone、iPad、Macの間でシームレスにサウンドの移動が可能です。Macで音楽を楽しんでいる時に、iPhoneに掛かってきた電話に応答すると、AirPods Maxは自動的に通話に切り換わります。
  • オーディオの共有: iPhone、iPad、iPod touch、または Apple TV 4Kから再生するオーディオストリームを、2組のAirPodsで簡単に共有できます。オーディオを再生しているデバイスにAirPods Maxを近付けてタップ1回で接続するだけですぐに再生が始まります3
  • Siri:音楽を再生したり、電話をかけたり、音量を調節したり、道案内をお願いしたりなど、Siriを通じて実行できる機能は沢山あります。着信メッセージの読み上げ機能を使えば、届いたメッセージを Siriが声に出して読み上げてくれます。
価格と販売について
  • AirPods Maxは61,800円(税別)で販売されます。本日より世界25の国と地域の apple.com、Apple Storeアプリケーションを通じて予約を開始します。12月18日(金)より順次発売開始となります。
  • AirPods Maxの利用には、iOS 14.3以降、iPadOS 14.3以降、macOS Big Sur 11.1以降、watchOS 7.2以降、tvOS 14.3以降を搭載したAppleデバイスが必要です。
  • AirPodsは17,800円(税別)から、AirPods Proは27,800円(税別)でお求めいただけます。
  • AirPods Max、AirPods Pro、AirPodsの無料のパーソナル刻印サービスを apple.com または Apple Storeアプリケーションを通じて利用できます。
  • お客様は apple.com/jp/shopApple Storeアプリケーション、Apple Store直営店で、買い物やサポートサービスをご利用いただくことができます。Appleのスペシャリストによる買い物のサポート、毎月の支払い方法の選択、iPhoneに対する携帯電話事業者からの特別割引、対象デバイスの下取り、ジーニアスによるサポート、非接触の配達、Apple Storeでの受け取りも可能です。実施されている健康と安全対策の詳細、最寄りのストアで利用できるサービスの詳細については、apple.com/jp/retail でご確認いただけます。
  • ご注文品の受け取りは、店内、店外など、店舗ごとに個別に対応しています。同日配達が利用できる場合もあります。近隣のApple直営店で実施している方法は apple.com/jp/retail でご確認ください。
  • 米国のお客様は、Appleから直接購入し、Apple Cardでお支払いいただくと3パーセントのキャッシュバックを受け取れるほか、Apple Cardの月々の分割払いを選択すると、金利0%でのお支払いが可能です。
共有
  1. 試作段階の AirPods Max およびソフトウェアと、複数の iPhone 12 Pro ユニットおよびプレリリース版のソフトウェアと組み合わせて、Appleが2020年12月に実施したテストに基づきます。AirPods Max は B&K Type 5128-C High-frequency Head & Torso Simulator (HATS) に装着されました。音量はアクティブノイズキャンセリングを有効にした状態で100パーセントに設定されました。アダプティブシステムを初期化するためにピンクノイズを再生した後、20Hz〜20kHz、-3dBFSのピーク音量、1/12オクターブステップのサインスイープ信号がHATS上で再生され、録音されました。 全高調波歪みは業界標準のIECが定める手法に準じて算出されました。歪みは、テスト信号、固定方法、ヘッドフォンの付け方、その他の要因によって変化します。
  2. バッテリー駆動時間は使用方法により変わります。詳細については apple.com/jp/batteries をご覧ください。
  3. Apple TV 4K からは、コントロールセンターを通じて、同時に2台までの AirPods または Powerbeats Pro にオーディオストリームを送信できます。

お問い合わせ先

Apple Japan 広報部

press@apple.co.jp

03-4345-2000

Apple Japan 広報部

press@apple.co.jp