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新着情報 2021 年 10 月 25 日

macOS Monterey、提供開始

macOS Montereyの新しい機能が表示されているMacBook Pro。
macOS Montereyには、人とつながり、さらに多くの仕事をこなし、複数のApple製デバイス間でシームレスに作業するためのパワフルで新しい方法が盛り込まれています。
macOS Montereyは、ユーザーが新しい方法でつながり、さらに多くの仕事をこなし、複数のApple製デバイス間でシームレスに作業することをサポートする画期的で新しい機能を提供します。FaceTimeには、通話をより自然に、実際に近いものにする新しいオーディオとビデオの機能が搭載されています。「MacにAirPlay」のような新しい連係機能のツールを使うと、複数のApple製デバイス間の連係をさらに向上させることができます。「テキスト認識表示」と「画像を調べる」は、役立つ情報を表示するための新しい知能機能を実現します。Safariには「タブグループ」によってパワフルなタブ整理が導入され、「ショートカット」によってMacでも自動化が簡単になります。この秋の後半には、SharePlayによって、MacユーザーはFaceTime経由で体験の共有ができるようになるほか、「ユニバーサルコントロール」により、ユーザーは簡単に、MacとiPadの間でシームレスに作業できるようになります。macOS Montereyは、Appleシリコン搭載MacとIntel搭載Macに対して、無料のソフトウェアアップデートとして本日より提供されます1

FaceTimeでつながり続けるための新しい方法

FaceTime通話はより自然で実際に近くに聞こえるようになり、SharePlayではユーザーが友達や家族とつながり、楽しい時間を過ごすための新しい方法を提供します。空間オーディオにより、FaceTime通話では、画面上の相手の位置から声がするように聞こえます。2つの新しいマイクロフォンのモードでは、ユーザーが自分自身の声をどのように聞かせるかをより管理できます。「声を分離」では周囲の騒音を消してユーザーの声がとても明瞭になる一方で「ワイドスペクトラム」では入ってくる音をすべて通してくれるので、参加者はすべてを聞くことができます。「ポートレートモード」はFaceTimeの新機能でWebexやZoomなどのアプリケーション内で利用でき、M1チップのNeural Engineを活用してユーザーに焦点を合わせたまま、背景をぼかします2。また、新しい「グリッド表示」ではグループFaceTime通話の参加者を同じサイズのタイルで表示します。
SharePlayは、ユーザーがFaceTimeで通話をしながら体験を共有するパワフルな機能です。ユーザーは、お気に入りの音楽、テレビ番組、映画などを友達や家族と一緒にリアルタイムで視聴でき、共有された再生コントロールを使えば、SharePlayセッションの参加者全員が、再生、一時停止、早送りできます。また、画面全体または単に特定のアプリケーションのみを共有することもでき、通話中の友達や同僚と簡単に共同作業を行うこともできます。SharePlayは、Apple Music、Apple TV+に加え、人気の他社サービスにも対応予定です。
macOS MontereyのFaceTime通話でポートレートモードと空間オーディオを使っているMacBook Pro。
「ポートレートモード」と空間オーディオにより、これまで以上の見た目と音声を提供するFaceTime通話。

「ユニバーサルコントロール」および「MacにAirPlay」を使って一緒に作業できる複数のApple製デバイス

「ユニバーサルコントロール」を使うと、ユーザーは1つのマウスとキーボードでMacとiPadをシームレスに行き来できます。ユーザーはデバイスを隣同士に置いたまま、なんの設定もなしで、一方のデバイスからもう片方にカーソルをすぐに移動できます。ユーザーはMacのキーボードを使って他のデバイスにテキストを入力したり、デバイス間でコンテンツをドラッグ&ドロップしたりできます。Apple Pencilを使ってiPadで絵を描いて、そのイラストをMac上のアプリケーションにそのまま配置することもでき、すべてのデバイスのパワフルな能力をすぐに楽しむことができます。「MacにAirPlay」を使うと、あらゆるものをiPhoneまたはiPadから直接Macで簡単に再生、表示、共有できます。AirPlayを使って、最新の映画やゲーム、写真、プレゼンテーションを直接Macの美しいRetinaディスプレイに共有したり、部屋の中の離れた場所から、音楽をMacの原音に忠実なサウンドシステムを使って再生したりすることができます。
「ユニバーサルコントロール」のような新しい連係機能によって、より簡単に複数のApple製デバイス間で作業できます。

「テキスト認識表示」と「画像を調べる」

「テキスト認識表示」は、写真にある文字情報、たとえば電話番号、ウェブサイト、住所などを検出するので、ユーザーはコピー&ペーストや電話をかけたり、ウェブサイトを開いたり、より簡単に情報を調べたりすることができます。「画像を調べる」は、ユーザーが写真に写っている動物、アート、ランドマーク、植物などを見つけて学ぶことができるようにします。「テキスト認識表示」と「画像を調べる」はどちらもmacOS全体で動作し、パワフルなデバイス上の機械学習を活用しているため、ユーザーのデータのプライバシーは保護されます。
新しい知能機能「テキスト認識表示」と「画像を調べる」を実現し、MacBook Airの画像上に情報を表示するmacOS Monterey。
「テキスト認識表示」と「画像を調べる」は、役立つ情報を表示する新しい知能機能です。

気を散らす項目を減らし、ユーザーがタスクに集中できるようにする「集中モード」

「集中モード」は、その瞬間にユーザーが何に集中したいかに基づいて、アプリケーションや人からの通知を絞り込みます。ユーザーがMacで「集中モード」を設定すると、そのユーザーの他のApple製デバイスでも自動的に「集中モード」が設定されます。「集中モード」を使用している時は、メッセージや、Slackなどの対応しているコミュニケーションアプリケーションに状況が自動的に表示されるので、ユーザーがプロジェクトの仕上げをしている最中や休暇中の場合に邪魔をしてはいけないということが他の人にもわかります。
macOS Montereyで「集中モード」オプションを切り替えているMacBook Pro。
「集中モード」は、ユーザーの気を散らす項目を減らし、Macでさらに多くの作業を行うことに役立ちます。

メモで整理と共同作業をするための更なる方法

Montereyのメモは、ユーザーが共同作業を行い、情報を整理し、どこからでもメモを作成するために新しい方法を提供します。「クイックメモ」を使うと、ユーザーはどのアプリケーションの使用中でもメモを取ることができるため、考えやアイデアをすぐに簡単に書き留められます。また、アプリケーションから取得したリンクを「クイックメモ」に追加でき、Safariのウェブサイトを覚えておく必要がある場合や、マップで場所をすばやく見つける場合に最適です。新しいコラボレーションツールを使うと、「名前の言及」を追加したり、新しい「アクティビティ表示」で共有メモの更新内容を表示したりすることができます。Montereyでは新しい「タグブラウザ」を搭載し、より迅速にメモを分類し見つけやすくするタグを使って、整理しやすくなりました。  
macOS Montereyのメモの新しい「アクティビティ表示」が表示されたMacBook Air。
メモの新しい「アクティビティ表示」は、ユーザーが友達や同僚と一緒にプロジェクトに取り組む際に役立ちます。

Safariでの進化したタブの体験

Safariでは、ユーザーが複数のタブを簡単に保存し、管理できるようになる新しい「タブグループ」機能など、ユーザーがウェブをブラウズする方法をより管理できるようにします。旅行の計画、プロジェクトの調査、定期的に使うタブの保存に最適です。「タブグループ」はMac、iPhone、iPad間で同期するので、プロジェクトの続きをどこからでも再開することができ、友達や家族とタブを共有するのも簡単です。Safariではウェブを体験する新しい方法が登場し、たとえばユーザーがより多くのスペースをブラウジングに使えるようになる新しいオプションのコンパクトなタブバーのデザイン、メッセージを通じて送られたリンクに簡単にアクセスできるようになる「あなたと共有」との統合、そしてウェブサイトで見つけた情報を簡単に追跡できるようになる「クイックメモ」のサポートなどがあります。また、インテリジェント・トラッキング防止機能によってトラッカーがユーザーのIPアドレスを使ってユーザーのプロファイリングを行うことを防止できるようになり、ユーザーがさらにプライバシーを保護できるようになります。
macOS MontereyでSafariの「タブグループ」を使っているMacBook Air。
「タブグループ」は、複数のタブを管理して保存するためのすばやくシームレスな方法を提供します。

Macのシームレスな自動化を提供する「ショートカット」

Macの「ショートカット」は、ユーザーが最も頻繁に使うアプリケーションで生産性を最大限に高めるために役立ちます。事前構築済みショートカットの豊富なギャラリーにより、Macから直接、頻繁に利用するアプリケーションを簡単に開いて仕事を再開したり、お店に行ったときのための買い出しリストにリマインダを追加したりするなど、毎日のタスクを簡単に自動化できます。また、「ショートカットエディタ」を使って、ショートカットを自分のワークフローに合わせてカスタマイズできます。メニューバー、Finder、Spotlight、SiriなどのmacOS全体で統合された「ショートカット」により、いつでもショートカットを簡単に実行できます。「ショートカット」に既存のAutomatorのワークフローを読み込めるので、ユーザーはすぐに使いはじめることができます。
macOS Montereyで「ショートカット」を使っているMacBook Air。
Macの「ショートカット」で日々のタスクを自動化することにより、ユーザーはより効率を高めることができます。

その他の機能

  • 「あなたと共有」では、メッセージで共有されたコンテンツを写真アプリケーション、Safari、Apple Podcast、Apple News、Apple TVアプリケーションで楽しむことが簡単になります。ユーザーは共有コンテンツを見つけたり、誰がおすすめしているかを確認したり、そのコンテンツが共有された元のスレッドにインラインの返信をしたりすることが簡単にできます。
  • マップでは、道路、周辺地域、木々、建物などのまったく新しい没入感あふれる体験を提供し、Macの驚くほど美しいディスプレイ上ですべてに命が吹き込まれます3
  • iCloud+には、ユーザーに人気のiCloudのすべての機能に、「メールを非公開」、拡張されたHomeKitセキュアビデオのサポート、革新的な新しいインターネットプライバシーサービスであるiCloud Private Relayなどの新しいプレミアム機能が追加料金なしで加わります。すべてのiCloud+のプランは同じファミリー共有グループのメンバーで共有できるので、全員が新しい機能、ストレージ、そしてこのサービスから得られる新たなレベルの体験を楽しめます。現在iCloudストレージのサブスクリプションに登録しているユーザーは、追加料金なしで自動的にiCloud+にアップグレードされます4
  • M1チップを搭載したMacに組み込まれた空間オーディオは、AirPods(第3世代)、AirPods Pro、AirPods Maxで、劇場のような体験をお届けします。そして、ダイナミックヘッドトラッキングによって、ユーザーが頭を動かしてもサウンドはMacから離れません。
  • 「メールプライバシー保護」は、メールが開封されたかどうかを送信者に知られないようにします。IPアドレスを隠し、送信者がIPアドレスを使って、ユーザーの位置情報を把握したりプロファイルを作成したりできないようにします。
  • 新しいアクセシビリティ機能では、誰でもマークアップから直接、代替の画像テキストを追加できるようになり、フルキーボードアクセスが向上し、新しいカーソルカスタマイズオプションによってより柔軟にMacを操作できるようになります。
提供について
macOS Montereyは無料のソフトウェアアップデートとして本日より提供されます。互換性のあるMacのモデルを含む詳しい情報は、apple.com/jp/macos/monterey/をご覧ください。
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  • 記事本文

  1. macOS Montereyの対応状況については、[apple.com/jp/macos/monterey/](https://www.apple.com/jp/macos/monterey/)でご覧ください。
  2. 「ポートレートモード」を使用するにはAppleシリコンを搭載したMacが必要です。
  3. 強化されたマップは、ロサンゼルス、ニューヨーク、サンフランシスコで利用でき、今後さらに追加される予定です。一部の機能にはAppleシリコンを搭載したMacが必要です。
  4. iCloud+には、50GB(HomeKitセキュアビデオカメラ1台で月額130円)、200GB(HomeKitセキュアビデオカメラ5台までで月額400円)、2TB(HomeKitセキュアビデオカメラの台数無制限で月額1,300円)のプランがあります。HomeKitセキュアビデオを使用するには、対応するiCloudプラン、互換性のあるHomeKit対応の防犯カメラと、ホームハブとして設定されているHomePod、Apple TVまたはiPadが必要です。iCloud Private Relayは最初にパブリックベータ版としてリリースされます。

お問い合わせ先

Apple Japan 広報部

press@apple.co.jp

03-4345-2000

Apple Japan 広報部

press@apple.co.jp