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新着情報 2025 年 9 月 15 日

Apple Intelligenceの新機能を本日提供開始

Apple Intelligenceが、ライブ翻訳、画面上に表示されているものに対するビジュアルインテリジェンス、ショートカットでのインテリジェントなアクションなど、システム全体にわたって統合された幅広い新たな体験を実現します
iPhone 17 Pro、Mac、iPadに表示されているApple Intelligenceの新機能。
本日より、ユーザーはあらゆるデバイスでの体験を向上させる新しいApple Intelligenceの機能を利用できます。
Appleは本日、iPhone、iPad、Mac、Apple Watch、Apple Vision Proのユーザー体験を向上させるApple Intelligenceの新機能の提供を開始しました。オペレーティングシステム全体にわたって深く統合された今回の新機能は、ライブ翻訳を使って言語をまたいでシームレスにコミュニケーションをとったり、ビジュアルインテリジェンスを利用してアプリをまたいで画面上に表示されているものについて詳しく調べたり1、強化されたジェン文字やImage Playgroundによって自分自身を表現したりするのに役立ちます2。さらに、ショートカットはApple Intelligenceのモデルを直接利用することでワークフローを加速できます。デベロッパはインテリジェントでプライバシーが保護された機能を自身のアプリに組み込むために、Apple Intelligenceの中核にあるデバイス上の基盤モデルを利用し始めています。
Apple Intelligenceを有効にしたデバイスをお持ちのユーザーは、本日よりiOS 26、iPadOS 26、macOS Tahoe 26、watchOS 26、visionOS 26で新機能を体験し始めることができます。さらに、Apple Intelligenceの機能はまもなく、デンマーク語、オランダ語、ノルウェー語、ポルトガル語(ポルトガル)、スウェーデン語、トルコ語、中国語(繁体字)、ベトナム語という8つの言語にも対応します。

ライブ翻訳で言語の壁を打ち破る

ユーザーの前に言語の壁が立ち塞がった時は、ライブ翻訳を利用すれば、メッセージの送信や会話の際に、選択した言語間でコミュニケーションをとることができます。この機能はメッセージ、FaceTime、電話にシームレスに組み込まれ、ユーザーはAirPods Pro 3でこれを利用し、iPhoneのApple Intelligenceを活用して対面の会話を翻訳することも可能です3
ユーザーはAirPodsでライブ翻訳を使い、iPhoneのApple Intelligenceを活用して対面の会話を翻訳することができます。
このパワフルな新機能により、ユーザーは、電話越しでも、FaceTimeの使用中でも、対面でも、メッセージアプリでの非同期なやり取りでも、あらゆる種類の会話を必要な時にすぐに翻訳できます。デバイス上の処理によってユーザーのプライバシーを保護するので、個人的な会話のプライバシーが保たれます。
メッセージアプリでは、ユーザーが入力した応答をライブ翻訳によって自動的に翻訳し、相手の言語で送信できます4。FaceTimeでは、友人や家族の声を聞きながら、翻訳されたライブキャプションによって会話についていくことができます。また、電話の通話では、翻訳がリアルタイムで音声で読み上げられます5。ユーザーは、AirPodsの両方の軸部分を同時に押すというまったく新しいジェスチャーを使うか、「Siri、ライブ翻訳を開始して」と言うか、あるいはiPhoneのアクションボタンから、AirPodsのライブ翻訳にアクセスし、自分の希望する言語で聞くことができます。アクティブノイズキャンセリング(ANC)が相手の話す声の音量を抑えるので、翻訳に集中しやすくなります。
さらに年末までに、電話、FaceTime、AirPodsのライブ翻訳は、日本語、イタリア語、韓国語、中国語(北京語、簡体字)、中国語(北京語、繁体字)などの言語にも対応を拡大する予定です。

アップデートされたビジュアルインテリジェンスで検索や操作を行う

Apple Intelligenceを基盤とするビジュアルインテリジェンスによって、ユーザーはiPhoneの画面上に表示されているものについて詳しい情報を得たり、より多くのことを実行したりすることができます。これにより、ユーザーはあらゆるアプリ上で、表示されているものについて、かつてない速さで検索したり、操作したり、質問の答えを得たりできるようになります。
ユーザーは、iPhoneの画面上に表示されているものを、Googleや、この体験を統合したeBay、Poshmark、Etsyなどのアプリで検索し、類似の画像を見つけることができます。例えば靴など、調べたいものが表示されている場合、ユーザーはスクリーンショットを撮るのと同じボタンを押すだけで、それをハイライトして同じものや似たようなものをオンラインで検索できます。また、ChatGPTを使えば、画面上に表示されているあらゆるものについて質問できます。
ビジュアルインテリジェンスのアップデートによって、ユーザーはiPhoneの画面上に表示されているものについて詳しい情報を得たり、より多くのことを実行したりすることができます。
ビジュアルインテリジェンスによって、ユーザーはテキストの要約や翻訳も、iPhoneの画面上のフライヤーに掲載されているイベントを自分のカレンダーに追加するのも、ワンタップで行えます6
ユーザーは、カメラコントロールを使ってiPhoneのカメラで、アクションボタンで、そしてコントロールセンターでビジュアルインテリジェンスを使用することで、これらの機能を活用することもできます。

ジェン文字とImage Playgroundの機能強化によってユニークな画像を作成

ユーザーは絵文字を取り入れ、それらを説明と組み合わせることによって、まったく新しいジェン文字を作り出すことができます。また、家族や友人からインスピレーションを得てジェン文字やImage Playgroundの画像を作成する際、ユーザーは表情を変えたり、最新の見た目に合わせてヘアスタイルを変えるなど、個人の特徴を変更したりできます。
Image Playgroundでは、ChatGPTを利用して水彩画や油絵のような新しいスタイルを探求することもでき、さらにクリエイティブなコントロールを提供する「任意のスタイル」オプションも利用できます。Image Playgroundはユーザーの説明や写真をChatGPTに送り、ユニークな画像を作成します。

Workout Buddyでフィットネスに関するパーソナライズされた洞察を得る

Workout Buddyは、Apple Intelligenceを利用したほかに類を見ないフィットネス体験であり、ユーザーのワークアウトのデータとフィットネス履歴を分析し、心拍数、ペース、距離、アクティビティリング、個人のフィットネスマイルストーンなどのデータにもとづいて、セッションを通してパーソナライズされた励ましの言葉を音声で届けます。有意義なインスピレーションをリアルタイムで提供するため、Workout BuddyはApple Intelligenceを用いてプライバシーとセキュリティを保護しながらデータを分析します。そのあと新しいテキスト読み上げモデルが、Fitness+トレーナーの音声データを使用して構築されたダイナミックな生成音声に洞察を変換します。そのため音声は、ワークアウトに合ったエネルギー、スタイル、トーンになります。
Workout Buddyは、最も人気のあるいくつかのワークアウトの種類にて英語で利用できるようになり、Apple Intelligenceに対応するiPhoneが近くにある状態で、Bluetoothヘッドフォンを使用したApple Watchで利用できます7
AirPodsとiPhoneのユーザーはWorkout Buddyにもアクセスできるため、ワークアウトのデータとフィットネス履歴を使用して、セッション中にパーソナライズされたモチベーションを高める洞察を生成できます8
Workout Buddyが表示されているApple Watchを見ながら、暗い通りを走っている人物。
Workout Buddyは、Apple Intelligenceを利用した、ほかに類を見ないフィットネス体験であり、ユーザーのワークアウトのデータとフィットネス履歴を分析し、セッションを通してパーソナライズされた励ましの言葉を音声で届けます。

インテリジェントなショートカットを作成

ショートカットアプリで、ユーザーはお気に入りのアプリで実行する複数のステップを組み合わせて、タスクをパワフルかつパーソナルに自動化し、より多くのことをより速く達成できます。さらにApple Intelligenceにより、ユーザーは作文ツールによるテキストの要約や、Image Playgroundによる画像の生成などのインテリジェントなアクションをショートカットアプリで活用して、オートメーションを作成できるようになります。
ユーザーはデバイス上で、またはプライベートクラウドコンピューティングによって、Apple Intelligenceのモデルを利用し、ショートカット内で利用される情報のプライバシーを保ったまま、ほかのショートカットに送るレスポンスを生成できるようになります。例えば、音声の文字起こしとタイプ入力したメモを比較する、ドキュメントの内容を要約する、PDFから情報を抽出して重要な詳細をスプレッドシートに追加する、といったパワフルなショートカットを作成できます。
iPadでユーザーが作成した「Check Notes」というタイトルのショートカット。
Apple Intelligenceにより、ショートカットのユーザーはインテリジェントなアクションを利用して、まったく新しいオートメーションを作成できます。

他社製アプリでApple Intelligenceを体験する

Appleは、すべてのデベロッパがApple Intelligenceの中核にあるデバイス上の大規模言語モデルを利用できるようにしており、すでに多くのアプリがユーザーに新しい体験を提供しています。例えば、「Streaks」はユーザーのTo Doリストでタスクを賢く提案したり自動的に分類したりします。「CARROT 天気:アラート&レーダー」は、このアプリらしいトーンで、天気の洞察にまつわる自由で制限のない会話を提供します。「Detail:AI動画編集アプリ」は、概要や既存のテキストからテレプロンプターのスクリプトを生成し、クリエイターを支援します。
デベロッパが無料で利用できるAI推論を使ったこれらの体験は、オフラインでも利用でき、ユーザーのプライバシーも保護されます。このフレームワークはSwiftに緊密に統合されており、ガイド付きの生成などの機能を利用して、モデルの出力をデベロッパのアプリにシームレスに組み込みます。

ユーザーが日々活用しているアプリの機能がさらに充実

本日より利用可能なApple Intelligenceのその他の機能:
  • Eメール、ウェブサイト、メモなどのコンテンツに含まれる最も関連性の高いアクションを認識し、リマインダー内で自動的に分類できます。
  • Appleウォレットは、店舗や運送業者から送信されたEメールから、注文の追跡に関する詳細情報を特定し、要約できます。これはユーザーの注文すべてを対象として機能するため、ユーザーは注文に関するあらゆる情報や進捗に関する通知などを、一か所で確認できます。
  • ユーザーはメッセージで投票を作成できます。また、Apple Intelligenceを利用して、メッセージは投票が役立ちそうな場面を検出し、投票を提案することができます。さらに、メッセージアプリの「背景」では美しいデザインでチャットをパーソナライズでき、ユーザーはImage Playgroundを利用して会話の内容に合わせたユニークな背景を作成できます。

AIにおけるプライバシーの大きな前進

あらゆる段階でユーザーのプライバシーを保護する設計により、Apple Intelligenceのモデルの多くは完全にデバイス上で実行されます。より複雑なリクエストの場合は、プライベートクラウドコンピューティングがiPhoneのプライバシーとセキュリティをクラウドにまで拡大し、さらなるインテリジェンスを活用できるようにします。そのため、ユーザーのデータが保存されたり、Appleと共有されることはありません。データはユーザーのリクエストに応えるためにのみ使われます。このプライバシーに関する約束が守られているかを継続的に検証するために、独立した専門家がAppleシリコン搭載のサーバ上で実行されるコードを調べることが可能で、すでに実施しています。これはAIにおけるプライバシー革命です。
提供について
これらの機能は、iOS 26、iPadOS 26、macOS Tahoe 26、watchOS 26、visionOS 26で無料のソフトウェアアップデートとして提供されます。Apple Intelligenceはベータ版で利用でき、日本語、英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ポルトガル語(ブラジル)、スペイン語、中国語(簡体字)、韓国語に対応します。一部の機能は、国や地域、言語によっては利用できない場合があります。利用できる機能と対応言語、システム条件についてはsupport.apple.com/ja-jp/121115をご覧ください。
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  1. ビジュアルインテリジェンスは、Apple Intelligenceを有効にしたすべてのiPhoneで利用できます。言語や地域によっては一部の機能を利用できない場合があります。詳しくはsupport.apple.com/ja-jp/121115#visual-intelligenceをご覧ください。
  2. ジェン文字とImage Playgroundは、日本語、英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ポルトガル語(ブラジル)、スペイン語に対応しています。
  3. AirPodsのライブ翻訳は、最新のファームウェアを実装したアクティブノイズキャンセリング搭載AirPods 4とAirPods Pro 2以降を、Apple Intelligenceを有効にしたiOS 26以降を搭載したiPhoneとペアリングした場合に利用できます。ベータ版で利用でき、英語(英国、米国)、フランス語(フランス)、ドイツ語(ドイツ)、ポルトガル語(ブラジル)、スペイン語(スペイン)に対応します。AirPodsのライブ翻訳は年内に、日本語、中国語(北京語、簡体字)、中国語(北京語、繁体字)、イタリア語、韓国語の言語に追加対応します。一部の機能は、国や地域、言語によっては利用できない場合があります。AirPodsのライブ翻訳は、ユーザーがEU域内にいて、ユーザーのApple Accountの国または地域もEU内に設定されている場合は利用できません。
  4. メッセージのライブ翻訳は、日本語、英語(米国、英国)、フランス語(フランス)、ドイツ語、イタリア語、韓国語、ポルトガル語(ブラジル)、スペイン語(スペイン)、中国語(簡体字)に対応しています。
  5. 電話とFaceTimeのライブ翻訳は、対応するiPhone、iPad、MacでApple Intelligenceを有効にした場合に、英語(英国、米国)、フランス語(フランス)、ドイツ語(ドイツ)、ポルトガル語(ブラジル)、スペイン語(スペイン)による一対一の通話で利用できます。電話とFaceTimeのライブ翻訳は年内に、日本語、中国語(北京語、簡体字)、中国語(北京語、繁体字)、イタリア語、韓国語の言語に追加対応します。一部の機能は、国や地域、言語によっては利用できない場合があります。
  6. ビジュアルインテリジェンスでイベントをカレンダーに追加する機能は、Apple Intelligenceを有効にしたiPhoneの各モデルで、英語で利用できます。
  7. Apple WatchとAirPods Pro 3のWorkout Buddyは、屋外ランニング、屋外サイクリング、高強度インターバルトレーニング、屋外ウォーキング、屋内ウォーキング、屋内ランニング、従来型筋力トレーニング、機能的筋力トレーニング、屋内サイクリング、ハイキング、エリプティカル、階段昇降で利用できます。
  8. iPhoneのWorkout Buddyは、屋外ウォーキング、屋外ランニング、ハイキング、屋外サイクリングで利用できます。

お問い合わせ先

Apple Japan 広報部

japan_press@apple.com