より安全な素材 人にも地球にもApple製品が安全であり続ける
ことを、どのように確認できるでしょうか?

私たちは自らの環境試験研究所を
運営しています。

人と地球を守るために、私たちはデバイスに使われる素材に対して厳格な基準を設定しました。その多くは、法令で定められた基準をはるかに上回ります。また、第三者による有害物質の特定を待つのではなく、自ら環境試験研究所を開設し、Appleの化学者と毒物学者たちによる潜在的に有害な物質の検査を行なっています。私たちが採用しているプロセスの一つでは、Apple製品にベリリウムが一切含まれないことを確認するために、レーザー照射装置を使用します。この装置は、マーズローバー火星探査車が土壌サンプルの分析に使っているものに似ています。この研究所ではほかにも、誘導結合プラズマ質量分析、蛍光X線分光、そしてイオン、液体、ガスのクロマトグラフィーといった様々なツールを使っています。

私たちの科学者は、2万個を超える部品を
分類して分析しました。

Appleは、私たちが使用するすべての部品で使われているすべての物質を特定するために、Full Material Disclosureプログラムを開始しました。すべてのApple製品に使われている4万個の部品のうち、すでに2万個以上の検査を完了し、さらに多くのデータを毎日入手しています。私たちはこれらの部品に含まれる様々な化学物質を18の異なる基準で評価し、人の健康や環境への影響を理解するために役立てています。

Apple Watchの安全性を
確実なものにするために、
自分たちで汗を作ります。

私たちは、皮膚に触れるすべての製品素材について慎重にテストを行っています。例えば、ニッケルアレルギーを持つ人は少なくありませんが、ニッケルはステンレススチールをはじめとする多くの合金に含まれています。そこで私たちは、Apple Watchのニッケル浸出試験を実施して、ニッケルがどのくらいの速さで金属部品から汗に溶け出すかを測定しています。さらには、このような試験を行うために人工的な汗も作り出しています。人工汗が入ったビンの中に様々な部品を入れると、サンプルを注意深く観察して、ニッケルのような物質が元の場所に確実にとどまっていることを確認できます。

Apple製品とそれを作る人たちが
安全であるように、高い基準を設けます。

Appleは、自らのサプライチェーンで働く人々の健康と安全の保護にも取り組んでいます。私たちがサプライヤーに対して設定している基準は、法令で定められた基準をはるかに上回ります。例えば、Appleの規制物質仕様書(RSS)のリストでは、私たちの製造プロセスと製品での使用を禁止または制限している有毒化学物質を特定しています。Appleはまた、化学物質の購入をリスト化し、Appleのサプライチェーン全体で使われている化学物質をマッピングするための監査を主導しています。さらに、有害物質であるベンゼン、ノルマルヘキサン、トルエン、有機塩素化合物をAppleのすべての最終組み立て施設から排除するとともに、製造に使用する化学物質をサプライヤーがより良い方法で管理できるようにするための協力を続けています。Appleの毒物学者は自社の環境試験研究所で収集したデータを検証し、サプライヤーが使用する素材の安全性を厳密に分析しています。

最も危険な有害物質に対して、Appleが取り組んできたこと。

Apple製品に含まれる有害物質を特定したあと、私たちはそれを削減または排除するか、より安全な新しい素材を開発します。こうした取り組みは、Appleの製造とリサイクルのプロセスから有害物質を取り除きます。そして、従業員を保護し、土壌、空気、水を汚染物質から守ることにつながります。

ベリリウム

すべての新製品から排除されました。ベリリウムはコネクタやバネを作るのに使われる銅合金に含まれます。

水銀

2009年に排除されました。Appleのすべてのディスプレイには、水銀を含む蛍光灯の代わりに、エネルギー効率の高い水銀不使用のLEDとOLEDを使用しています。

ディスプレイガラスとはんだでの使用を段階的に廃止し、2006年に撤廃しました。

ヒ素

2008年以降、ディスプレイガラスから排除されました。従来はガラスに使用されていました。

PVCとフタル酸エステル

より安全な熱可塑性エラストマーに置き換えられました*。他社では電源コードとヘッドフォンケーブルで、まだどちらも使われています。

臭素系難燃剤(BFR)

2008年に筐体、回路基盤、コネクタなどの数千の部品から排除されました。代わりにAppleでは、より安全な金属水酸化物とリン化合物を使用しています。

私たちには多くのことができます。
しかし、私たちだけでは
できません。

私たちは有害物質を取り除くために全力を注いでおり、こうした取り組みに共感してくれる方々から様々な見識や知識を得たいと考えています。そこでAppleは、Green Chemistry Advisory Board(環境に配慮した化学物質の諮問機関)を自ら設立しました。世界の第一線で活躍する毒物学者、研究者、学者で構成されたこの機関の支援により、自らのサプライチェーンから出る有害物質を最小限に抑えたり、完全に排除するための革新的な方法を見出せるようになるでしょう。世界中から専門家を招き、Appleのリーダーたちと話し合う機会も設けています。彼らと一緒に、Appleのプロセスの各段階から有害物質を取り除けるように重点的に取り組むとともに、私たちが学んだことをGreen AmericaのClean Electronics Production Networkを通じて共有していきます。さらにAppleの製品と製造プロセスを一段と安全なものにできるよう、有力なNGOが持つ最良の見識と知識も積極的に学んでいきます。