プレスリリース
2001 年 3 月 15 日
アップル、Final Cut Pro 2を発表画期的なG4の
パフォーマンスでリアルタイム編集が可能に
2001年3月14日、カリフォルニア州クパティーノ−アップルは本日、ビデオ編集、合成および特殊効果を実現し、数々の賞に輝いている次世代ソフトウェア、「Final Cuto Pro 2(ファイナルカットプロ ツー)」を発表しました。Final Cut Pro 2は、リアルタイム編集機能など数多くの機能を提供するパワフルなオールインワン編集ソリューションです。また、革新的なPower Mac G4(パワーマックジーフォー)のパフォーマンスが活用でき、コンテンツをどのようなビデオフォーマットにも出力可能にする、スケーラブルなアーキテクチャが特長です。
「驚異的な速さを誇るPower Mac G4やPowerBook G4(パワーブックジーフォー)でFinal Cut Pro 2を使用することにより、ビデオプロフェッショナルが求める専門的な機能や強固な編集ワークフローを、非常に低いコストで実現することができます」と、アップルのアプリケーションマーケティング担当シニアディレクターのデビッド・ムーディーは語っています。「Final Cut Proの革新的で拡張性に富むリアルタイムアーキテクチャにより、エディターが最も必要とすること、すなわち時間をより創造的かつ有効に使うことが可能になります。」
Final Cut Pro 2は、リアルタイム編集および合成機能をシームレスにビデオ制作のワークフローに組み込むことができます。オプションで、対応のリアルタイムプロセッシングカードを追加するだけで、ビデオエディターはワイプ、ディゾルブ、そして2Dモーショングラフィックスといった効果をすぐに使用でき、際限ない創造性と作業効率の劇的な向上を提供します。Final Cut Proのリアルタイムアーキテクチャにより、デベロッパ各社は様々なプロフェッショナル用の編集機能やフォーマットをサポートするハードウェアを開発することができるようになります。Final Cut Proのリアルタイムアーキテクチャをサポートする最初のカードは、Matrox(マトロックス)社のRTMac(アールティーマック)カードです。このカードはリアルタイムで放送品質のトランジッションや特殊効果、そして非圧縮32ビットのアニメーショングラフィックスをデュアルストリームおよびネイティブDV編集環境で提供します。
Final Cut Pro 2はアップルの新しいPower Mac G4およびPowerBook G4シリーズのスーパーコンピュータ並みの性能と、新しいQuickTime 5(クィックタイムファイブ)アーキテクチャを最大限に活かし、ビデオ編集の生産性を大幅に向上させます。CPU能力を集中的に使う作業では、Final Cut Pro 2を使用した場合、同じ仕様の前世代のシステムと比較し、G4システム上では最大30%の高速化、デュアルプロセッサのG4システム上では最大70%の高速化を実現します。
Final Cut Pro 2は以下の機能を提供します。
- デジタルビデオからBeta SP、ハイデフィニション(HD)までの、あらゆる主要なビデオフォーマットでの作業
- 「JKL」キーボードコントロールショートカット、ドラッグ&ドロップ機能、ビデオとオーディオをすばやく同期させることができるトリミング機能など、プロフェッショナルに必要なスリーポイント編集モデルを使った編集
- コンピュータのモニタ、NTSCまたはPAL TVモニタ、VTR、カメラなどへの同時出力
- 先進的な新しいメディア管理ツールを使ったメディアの統合、移動、再接続
- Final Cut ProのEdit Decision List (EDL)インポート/エクスポート機能を使ったオンラインシステムとオフラインシステム間での効率的な作業
- Cleaner 5EZを使って、最も普及しているWeb用フォーマットへプロジェクトを容易に変換
- OMFオーディオ出力を使った、業界標準のミキシングおよびフィニッシングシステムと互換性のあるオーディオの出力
- バンドルされるVSTプラグインとPeak DVを使った、不要なオーディオノイズの除去やクリップの長さの変更をピッチを変えずに行なうなどのオーディオ編集機能
- サブフレームオーディオ編集機能を使った、1/100フレームまでのオーディオ編集
- 最高99レイヤーまでのビデオ、オーディオ、テキスト、グラフィックスの組み合わせ
- 複数のシーケンスやプログラムを同時に使用またはネスティング
- Final Cut Pro内蔵のFXスクリプティング言語、またはAdobe After Effects用のプラグインを使った特殊効果
Final Cut Proはアップルの新しいDVD Studio Pro(ディーヴィーディースタジオプロ)と一緒に使用することにより、プロフェッショナルのデジタルコンテンツ制作およびDVD作成の完全なシステムとなります。ユーザはFinal Cut ProからDVD Studio Proのパワフルな圧縮エンジンを立ち上げ、編集済のビデオシーケンスをMPEG2にエンコードすることができます。DVD Studio Proにより、洗練されたナビゲーションメニューの作成や、ディスクオペレーションのリアルタイムプレビューが実現します。また、Power Mac G4の新しいSuperDrive(スーパードライブ)を使い、家庭用DVDプレーヤーで再生可能なDVDを作成することができます。
価格と販売について
Final Cut Pro 2は2001年3月19日(月)より、Apple Store (www.apple.com) およびアップルの正規販売店を通じて、メーカー希望小売価格999ドルで販売されます。すでにFinal Cut Proをお使いのユーザは、249ドルで最新版へのアップグレードが可能です。Final Cut Pro 2に必要なシステムは、Mac OS 9.1、300 MHz以上のPowerPC G3またはG4プロセッサを搭載したMacintosh、QuickTime 5、192 MBのRAM(リアルタイムプロセッシングのためには256 MBのRAM)、そしてインストール用に20 MBのハードディスク空き容量です。
Final Cut Pro 2は2001年3月19日(月)より、Apple Store (www.apple.com) およびアップルの正規販売店を通じて、メーカー希望小売価格999ドルで販売されます。すでにFinal Cut Proをお使いのユーザは、249ドルで最新版へのアップグレードが可能です。Final Cut Pro 2に必要なシステムは、Mac OS 9.1、300 MHz以上のPowerPC G3またはG4プロセッサを搭載したMacintosh、QuickTime 5、192 MBのRAM(リアルタイムプロセッシングのためには256 MBのRAM)、そしてインストール用に20 MBのハードディスク空き容量です。
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