プレスリリース 2002 年 7 月 22 日

アップル、Macworld基調講演を、最初の大規模なMPEG-4ストリーミングイベントとして配信

エンド・トゥ・エンドのオープンスタンダードストリーミングソリューションを
初めて使用

2002年7月22日、カリフォルニア州クパティーノ−7月17日のスティーブ・ジョブズによるMacworld New York 2002 基調講演は、「QuickTime® 5(クイックタイムファイブ)」および「QuickTime 6(クイックタイムシックス)」により同時配信され、約5万にのぼる人々がこのウェブキャストを視聴しました。このQuickTime 6によるストリームは、新しいオープンスタンダードであるMPEG-4を使った初めての大規模なウェブイベントで、完全なエンド・トゥ・エンドのアップルソリューションが使用されました。基調講演は、アップルの新しい「Xserve™(エックスサーブ)」4台と、新しい「QuickTime Streaming Server (クイックタイムストリーミングサーバ)4.1」、「QuickTime Broadcaster®(クイックタイムブロードキャスター)」およびQuickTime 6 Playerなどのソフトウェアを使い、MPEG-4フォーマットで、全視聴者のうち25,000人に配信されました。
「アップルのMacworld New Yorkにおける基調講演のウェブキャストは、オープンスタンダードであるMPEG-4をエンド・トゥ・エンドでサポートするQuickTime 6によって可能となった、インターネットストリーミングにおける画期的なイベントでした。MPEG-LAが最近リリースした適当なライセンス条件によって、MPEG-4はパーソナルコンピュータやデジタル機器向けのコンテンツの制作および配信のためのオープンフォーマットとして成功するでしょう。」と、アップルのワールドワイドプロダクトマーケティング担当上級副社長、フィリップ・シラーは述べています。
「高品質ビデオとオーディオを配信するための新しい業界標準として、MPEG-4がこれほどすぐに多くの人に使用されたことを非常に嬉しく思います。MPEG-LAは、この革新的なテクノロジーを世界中で利用できるようにするためサポートすることができることを誇りに思っています。アップルをはじめとする業界のリーダーの幅広いサポートを得て、我々はパーソナルコンピュータ、携帯電話、PDAおよびセットトップボックス向けのストリーミングコンテンツの制作と配信手段としてMPEG-4が広まることを楽しみにしています。」と、MPEG-LAのライセンシング担当副社長、ラリー・ホーン氏は述べています。
QuickTimeは、高品質のオーディオおよびビデオを開発、制作し、IP、無線およびブロードバンドネットワークを通じて配信するための、業界をリードする、標準技術をベースとしたソフトウェアです。昨年は8,000万人のユーザがインターネットを通じてQuickTime Playerをダウンロードしたほか、デジタルカメラ、ソフトウェアタイトル、エンハンスト音楽CDなどを通じて何千万本ものコピーが配付されました。
QuickTime 6は、MacintoshとWindowsユーザを対象に、www.apple.com/quicktimeから無償でダウンロード提供されています。QuickTime 6は7月15日にリリースされ、7日間で1,500万本がMacおよびWindowsユーザによってダウンロードされました。
※Mac OS Xに対応した日本語版のQuickTime 6は、(www.apple.co.jp/quicktime/download/)からダウンロードできます。Mac OS 9およびWindowsユーザ向け日本語版のQuickTime 6は、後日配付開始される予定です。
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