プレスリリース 2019 年 4 月 11 日

Apple、
サプライヤーの協力を得て
クリーンエネルギーの
目標を達成

当社が環境関連の取り組みに投じた費用は総額25億ドルに

クリーンエネルギーの取り組みを説明するイラスト
昨年、Appleとサプライヤーが協力して発電したクリーンエネルギーの総量は、おおよそ米国内の60万世帯以上に供給するのに必要な電力量に相当します。
カリフォルニア州クパティーノ――Appleは本日、当社製品の生産を100%クリーンエネルギーで賄うことに協力をお約束いただいたサプライヤーの数が従来のおよそ2倍にまで増え、総数で44社となったことを発表しました。Appleとサプライヤーが協力して行なっている取り組みを通じて、Appleはサプライチェーンで使用する再生可能エネルギーを2020年までに4ギガワットに拡大するとした当初の目標を、同期間内にさらに1ギガワット以上増加させることを見込んで、達成できる運びとなりました。この快挙は、世界各地にある当社の全施設で使用する電力が100%再生可能エネルギーで賄われるようになったと発表した、ちょうど1年後にお知らせできたことになります。
「気候変動問題に対するAppleの取り組みに当社のサプライヤーが1社ずつ賛同·参加していただく度に、私たちは次の世代により良い未来を残すという目標に1歩ずつ近づいています。私たちはAppleが遵守しているのと同じ環境基準をサプライヤーの皆さんにも最優先課題としていただくようお願いしてきました。このお互いの協力姿勢を広く皆さんに知っていただくことで、世の中の規範となることを願っています。本日の私たちの発表を誇りとする一方で、世界中でクリーンエネルギーへの転換がさらに進むよう、今後も私たちの業界内での変化を促進してまいります」と、Appleの環境·政策·社会イニシアティブ担当バイスプレジデント、リサ·ジャクソンは述べています。
Appleと当社のサプライヤーは太陽光発電に投資してきました。
製品の生産から生じる排出の問題を解消するためにAppleとサプライヤーは、風力発電や太陽光発電など、様々なクリーンエネルギー技術に対する投資・調達を進めています。
Appleは、総合的なカーボンフットプリント(CO2に換算した温室効果ガス排出量)を2018年までに3年連続で減少させましたが、この大部分は当社のSupplier Clean Energy Programによるものです。Appleのカーボンフットプリントの74%を製品の製造が占めることから、同プログラムを通じて、当社のサプライヤーにエネルギー効率の向上と、再生可能エネルギーを用いる電力源への転換を求めています。昨年だけで、Appleとサプライヤーが協力して発電したクリーンエネルギーの総量は、およそ米国内の60万世帯以上に供給するのに必要な電力量に相当します。
Appleはさらに、Clean Energy Portalと称するオンラインのプラットフォームを通じて当社のサプライヤーが再生可能エネルギーの調達先を世界中から見つけられるようにするなど、当社のサプライヤーに対する教育·支援体制を強化しています。同サイトへの参加登録を済ませたサプライヤーはすでに100社を超えています。また、同サイトは中国内での再生可能エネルギープロジェクトに対して資金を提供する目的で、昨年この種のものとしては初となる基金をサプライヤー10社と立ち上げています。
Appleのグリーンボンドプロジェクトのひとつに、新しいアルミニウム合金の開発があります。
Appleのグリーンボンドを通じて資金提供された環境プロジェクト28本のひとつが、100%リサイクルされた素材から作られる新しいアルミニウム合金の開発でした。
Appleはまた、当社が以前に発表したところのグリーンボンドを通じて調達した(米国企業としては過去最大となる)資金25億ドルの全額を割り当てることで、環境関連のソリューションに向けた取り組みが大きく前進したことも併せて発表しました。グリーンボンドを通じて調達が完了した総額25億ドルを投じることで、当社は全世界で40もの環境関連プロジェクトに貢献しています。そこには、Appleが当社全体で必要となる電力負荷(2019年1月時点ではAppleが使用する再生可能エネルギーの約66%に相当する調達資金)を賄うために立ち上げた複数のプロジェクトも含まれています。
Appleのグリーンボンドは、多数の分野における環境調査とそこで支援される技術開発でも注目を集めています。こうしたプロジェクトには、屋根に設置する太陽光発電パネル(日本)、水を保全する帯水層(米国オレゴン州)、100%リサイクルされたアルミニウムから作られるカスタム合金の開発(MacBook AirとMac miniの最新モデルで採用)などがあります。
Appleの環境に関連する取り組みの詳細は apple.com/jp/environment をご覧ください。
以下はApple製品の生産を100%クリーンエネルギーで賄うことを約束した新たなサプライヤーの一覧です:
Advanced International Multitech、Arkema、AT&S、Bemis Associates、Biel Crystal (HK) Manufactory Ltd.、BOE、Catcher Technology、Compal Electronics、Corning Incorporated、COSMO、DSM Engineering Plastics、ECCO Leather、Fastway Creation、Finisar、Goertek、Golden Arrow、H.B. Fuller、Hon Hai Precision Industry、イビデン、Jabil、LEALEA Enterprise、Lens Technology、Lishen、Luxshare-ICT、Mega Precision、Nidec、Pegatron、Primax Group、Qorvo、Quadrant、Quanta Computer、RRD、RyPax、SanHuan、SDK、Solvay、STMicroelectronics、Sunway Communication、Sunwoda Electronics、太陽インキ製造株式会社、tesa SE、TSMC、Wistron、Yuto。

Appleサプライヤーの再生可能エネルギーの画像

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