独特の間や不協和音、いびつともいえるリズム感を使いこなし孤高ぶりを誇示していたセロニアス·モンク。しかし本作では、そうした異端の色を消すかのように譜面上の音符に寄り添い、正面からピアノと向き合う。スタンダードを中心とした親しみやすい曲で構成。中でも、ミュージカル曲でも知られる冒頭の"Dinah"では、ラグタイム...
表題どおりセロニアス・モンクの音楽性を強く感じさせる1枚。録音の際、さまざまなハプニングがあったと伝えられているように、あるときはぎこちなく、あるときはリズムから逸脱し、またあるときは音程を外して見せる。アート・ブレイキー、ジョン・コルトレーンら、そうそうたる面子の中、モンクはほぼ自作だけで構成。"Well,...
師弟関係にあったセロニアス・モンクとジョン・コルトレーンの共演を捉えた歴史的スタジオ録音。コルトレーンは、1957年から1958年にモンクのグループに参加、NYのライブハウスFive Spot Cafeを中心に多くの熱演を繰り広げた。この作品は、1957年7月、当時のメンバーで録音した3曲に「Monk’s...