冒頭からブラジリアンミュージックへの憧憬(しょうけい)が感じ取れる通算9枚目のアルバム。ゴージャスなストリングスをまとって生き生きと歌声を羽ばたかせていく"pool"を聴くと、新しい曲想を得て新境地に足を踏み入れた槇原敬之の姿が目に浮かぶよう。まさに水を得た魚のようなフレッシュなアルバムで、アルゼンチンタンゴと...