南ドイツ出身の児童文学作家、ミヒャエル・エンデによる寓話的小説「モモ」。街に住み着いた不思議な少女モモと、人々から時間を奪う"灰色の男たち"との攻防を描く。全編に渡って平易な文章で綴られているが、それぞれのエピソードに込められたメッセージは深く、発見の連続。"時間とは何か"という壮大なテーマを軸に、人と人との豊...
バスチアンはあかがね色の本を読んでいた-ファンタージエン国は正体不明の〈虚無〉におかされ滅亡寸前.その国を救うには,人間界から子どもを連れてくるほかない.その子はあかがね色の本を読んでいる10歳の少年-ぼくのことだ! 叫んだとたんバスチアンは本の中にすいこまれ,この国の滅亡と再生を体験する.
『モモ』『はてしない物語』などで知られるファンタジー作家ミヒャエル・エンデのラストメッセージに導かれながら、実体経済や生活現場から乖離し暴走しはじめている「お金」を根源から問い直す旅に出かけた。忘れられた思想家シルビオ・ゲゼルなどの「老化するお金」の考え方や、欧米に広がる地域通貨の試みの数々をレポートする。
「望みの国」の魔法の学校は,ちょっぴり風変わり.ここでは,魔法のつえや呪文は使いません.先生は子どもたちに,一番大切なのは自分のほんとうの望みを知って,きちんと想像することだと教えます.表題作のほか「レンヒェンのひみつ」「はだかのサイ」など,エンデならではのユーモアと風刺に満ちた,心にひびく10の物語.
【目次】●はじめに――時に夜があまりに暗く、字を照らす光がなくても〈第1章 女は無意味に旅に出る〉●もしアリスが女の子ではなかったら ――『不思議の国のアリス』(ルイス・キャロル/矢川澄子訳) 詳しく見る この作者の本
大晦日の夜,魔術師イルヴィツァーはあせっていた.真夜中までに自然を破壊しなければ,地獄の魔王との契約が果たせないのだ.そこへ魔女が現れて,どんな願いもかなう魔法のカクテルをつくることに.悪だくみを止めようと,猫のマウリツィオとカラスのヤーコプが大奮闘!たっぷりの遊び心と風刺がきいた長編ファンタジー.(巻末エッセ...
小さな島国フクラム国に,ある日とどいたなぞの小包.中にはなんと黒人の赤んぼうが入っていました.赤んぼうは成長して,ジム・ボタンと呼ばれるようになります.ジムは親友の機関士ルーカスと,機関車エマにのって冒険の旅に出かけ,さらわれたリーシー姫を助けるために,竜の町クルシム国へと向かうのでした.エンデの傑作.
よみがえる〈ミヒャエル・エンデ〉の世界! 詳しく見る この作者の本
若い頃に読んだ本が、その後の人生に大きな影響を与えることがある――。テレビや雑誌、メディアで活躍する「科学の伝道師」にして、京大人気No.1教授が、青春時代に大きな感銘を受けた意外な中古典の名著12作品を紹介。あらすじ、著者紹介、本文からのピックアップ、そして「鎌田の解読」として、著者がどうその本を読み、科学者...