杏とのすれ違いで傷心の唯織はひとり旅に出たが、旅先で出会った人々を通じて、杏と向き合う決意をして、帰京する。一方、甘春総合病院にはヨガインストラクターの遥が不調を訴え来院。職業柄、体型の維持には気を払い、摂生をしているのに腹部の肉が落ちづらいことを悩んでいたが、精密検査の結果、意外な原因が明らかに……!?
甘春病院の放射線科を探る週刊誌の記者が現れた。その目的とは…!? 一方、札幌出張で煮え切らない態度の唯織にやきもきしていた杏は、唯織への当て付けのように、辻村との食事をOKしてしまう。傷心の唯織は、ひとり旅に出るが……!?
ミスを繰り返し、周囲の人間の優秀さに自信を失う新人技師・裕乃。彼女は肩の痛みを訴え甘春病院を訪れた坂元美月と、ある曲をきっかけに打ち解けていく。そして、美月の友人達とのバンドの解散ライブに懸ける想いを聞き、自らの過去と重ね合わせた裕乃は、彼女を助けようと決意して…。
放射線科の悠木の研究が、札幌で行われる国際交流医学学会のオーラルセッションに選ばれた。小野寺の計らいで裕乃が勉強のため、出張扱いで学会に参加することになり、唯織が同行を申し出る。一方、杏も鏑木の勧めで、学会への出張が決まり…!?
救急に運び込まれ、死亡が確認された13歳の少年・藤本直樹。遺体には死因に繋がる外傷がないことから、心臓震盪と診断される。技師長の小野寺は死因を詳しく調べるためにCT等を使い、遺体の内部を撮影する死亡時画像診断=Aiの必要性を強く主張する。しかし、激高した少年の両親はAiを断固拒絶して…。
ボランティアでプロサッカーチームの契約ドクターをしている辻村は、練習を休んでいるチームのベテラン選手・上田を見舞う。上田は原因不明の体調不良が続き、引退を考えていた。上田の引退に納得がいかない辻村は原因を調べ始めるが、甘春病院での再検査でも異常は認められない。しかし新たに検査した脳のMRI画像と過去の検査画像を...
小学校時代の恩師と話していた杏は、自分を慕っていた少年の思い出を聞く。顔が思い出せない少年の存在にモヤモヤしながらも帰途についた杏。その彼女の前に犬を探す少女が現れる。少女の行動に危なっかしさを感じた杏は、犬を探すのを手伝うことに。そして、河川敷に向かった杏は、犬と一緒にいる唯織を見て、何かを思い出しそうになる...
放射線科の技師・小野寺が行きつけの焼き鳥屋「めじろ屋」の店主・黒川祐司は、小野寺の勧めで「ばね指」の検査のため甘春病院へやって来る。指のレントゲンのついでにと軽い気持ちで肺の検査も行った祐司だったが、結果は思いもよらないものだった!?
放射線のエキスパートたちの知られざる戦いを描く医療コミック。腕は超一流だが、コミュニケーション障がいを持つ診療放射線技師、五十嵐唯織。幼なじみの甘春杏が放射線科医として勤める病院に採用された彼は、個性的な同僚たちとともに、患者の病や怪我の原因を見つけ出すため奮闘する。レントゲンやCTで病変を写し出す診療放射線技...
IVR手術を協力して成功させた事で、唯織の事を信頼し始めた杏。だが、彼が医師免許を持ちながら、放射線技師として働いている事を知り、戸惑いを隠せないでいた。そんな中、杏は幼い少女のMRI検査を担当する。検査中に突然MRIから白煙が吹き出し、杏は室内に閉じ込められてしまう!!...