「私を止めてくれたのは、やっぱりお兄ぃだったね」目的通り、凶悪テロを未然に防いだ神崎一。しかし、依然として深い闇は残ったまま。なぜ彼女は”獣”になったのか――。その答えを知るため、神崎は『獣』になる――。
その日、多くの人が死んだ。年末の都内ターミナル駅で発生した史上最悪のテロ。666人の死傷者を出した事件は、”獣の数字”にちなんで「The Beast」と呼ばれることになる。実行犯はその場で死亡。希堂琴音、25歳の若手人気女優。そして、”俺”のたった一人の、幼なじみ。 詳しく見る この作者の本
「何度でも救ってみせる、君が獣になる前にーー」真実に気づき、すべてが解決すると思った矢先希堂琴音は何者かに誘拐されてしまう――。闇を暴くため、神崎一は今までの時間軸を振り返る。”血”と”後悔”の記憶から浮かび上がる琴音からのメッセージ。 詳しく見る この作者の本
「残念だな。私を止められたのは、あなただけだったのに」そう言って、幼なじみの女優は、史上最悪のテロリストになった。残されたのは、深い謎。なぜ、少女は――希堂琴音は"獣"になったのか。その謎を解くことができるのは、おそらく、彼女を止める「資格」を持っていた自分だけ。だから神崎一は誓う。「今度こそ、俺はお前を諦めな...
史上最悪のテロリストとなった幼なじみを救うため、神崎一は時を遡った。事件の動機をつきとめ、防ぐために奔走するものの、真相を暴く前に、予期せぬ犠牲者が。記憶とは異なる事件が次々と起こる中、ついに神崎にも魔の手が――。嘘に嘘を重ね、罪に罪を重ね、また、テロの日に近づいていく。だから。できることは、一つしかなかった―...
希堂琴音が起こした史上最悪の毒ガステロ。その裏で糸を引く黒幕の一人が大久保玄奘だとつきとめた神崎と宮ノ森は、刑事の柳に協力を要請し、犯罪組織を壊滅に追い込んだ。毒ガスの入手経路を失った琴音はテロを起こさない。――それは、あまりにも醜い勘違い。宿命はまだ、この二人の罪を赦さない。
希堂琴音が起こした史上最悪の毒ガステロ。裏で糸を引く存在を突きとめた神崎と宮ノ森は、しかし再び銃弾に倒れ、過去へと遡る。神崎は琴音を救うため。宮ノ森は神崎を守るため。互いの思いが絡み合い、あり得ないはずの事件が動き出す。警察への匿名リーク、神崎の失踪、そして新たなる“死”。疑念と失望に沈む宮ノ森に、唐突に訪れる...
「私達は殺される。今度は琴ちゃんに――」”死”までのタイムリミットは1ヵ月。次々に明かされる事件のピース。”鍵”となるのは、神崎・琴音・カンナをつなぐ”罪”の螺旋。エンドロールの足音が聞こえる。もう巻き戻しもやり直しも、僕はしない。 詳しく見る この作者の本
令和最注目の小説家・斜線堂有紀が描く、5つの地獄の恋路。『愛じゃないならこれは何』に続く、恋愛小説集、ウェブ掲載の4編に加え、書き下ろしを加え書籍化!!...
王都のギルドすべてを揺るがす事件の裏に何者かがいることを突き止めたディック。そして、その人物はディックにかつて魔法を教えてくれた師匠であった。 「君が私を殺してね」――そうディックに告げた5年前とまったく変わらぬ美少女の姿のまま、悪戯っぽく微笑む師匠。 かつて越えられ...