上下に縄をからませている形のいい乳房を中島が柔らかく揉み始めると、次第に移行して、可愛い臍に接吻を注ぎかけ、右手を小夜子の羞恥の中心へと優しくいざなっていった。小夜子は、優雅な身悶えと甘い啼泣を洩らした。二人の男になぶられるという嫌悪感と、被虐的な陶酔が混じり合い、得体の知れぬ快美感がこみ上がってくる。
「何をそのようにうろたえているのです。もう腰が抜けて、磔にかけた女を槍で突く元気もなくなったのですか」。処刑の刻、お蘭は妖しい悩ましさをもつ優美な裸身を激しく揺さぶり、大声で言い放った——。責め苦の果てに現れる女体美の究極の姿を鮮やかに描き尽くす、その意外な結末とは?...
日本人離れした肢体と真っ白な肌、清楚な面立ちの志津子は二十五歳の社長秘書。社長の御曹司との結婚も目前だ。しかしある日、横恋慕した同僚の小泉らによって、志津子は誘拐され、緊縛、浣腸と凌辱の限りを尽くされる。男たちの荒々しい本能のままに犯されていく志津子だが、密やかな被虐の炎が開花して……。巨匠が放つ性奴隷小説の決...
鍛えられたしなやかな身体をもつ無双流の女剣士・お蘭と、雪白の肌の華奢な妹・雪路。親の仇・源八郎を討つためにふたりは旅立つが、源八郎をはじめとするやくざたちの卑怯な罠にはまり捕らわれの身になってしまう。いたぶられ、辱めを受け、いつしか美貌の姉妹の惨めさは陶酔に変わる——。幻のSM時代小説の最高峰。
「いや、恥ずかしい。死んでしまいたい……」生活のために、映画出演に応じた美人女子大生。しかし、撮影と称して連れ込まれたのは、大金持ちが隠し持つ地下牢だった……。檻の中で嬲り嬲られる嗜虐の宴を活写した「女学生」を始め、不良高校生に逆恨みされ、山荘で緊縛される気高い女教師を描く「赤い復讐」など、官能文学の極限に挑む...
好きよ、ああ、好きよ――京子はカスれた声で口走り、緊縛された裸身をもどかしげに揺さぶりながら和夫の雁首にもくびれにも、そして最も敏感な部分だと塚田に教えられた裏側の筋のあたりにも激しい音をさせて口吻を注ぎこんだ。 ...
「ああ、許して。死ぬほど恥ずかしい……」。雪白の肌、熟れきった肉体、芸能界一の清純派女優・江原八千代が、SMマニアで八千代のファンの会社員・北川らに誘拐された。山奥の別荘に監禁された八千代は、剃毛、浣腸と様々にいたぶられ……。悪魔の館で繰り広げられる秘密の宴。男の欲望のすべてを活写した調教小説の傑作。
「ああ、沙織は、一体、どうすればいいのっ」、誘拐、凌辱、緊縛……美しき社長夫人が禁断の悦びにすすり泣く。不動産会社社長の南原耕作には、誰にも言えない悩みがあった。30以上も歳の離れた後妻・沙織から、3か月ものあいだ寝室を共にすることを拒まれているのだ。 詳しく見る この作者の本
「助教授夫人の女性自身を観察したいんだ。さ、奥さん、あんよを大きく開きな」大学助教授の夫を持ち、誰もがうらやむ美貌の藤枝が、夫の浮気相手の女子大生が差し向けたチンピラたちに嬲られる。バイブ、浣腸、レズとエスカレートする責めに、藤枝の高いプライドはうち砕かれ、いつしか官能の虜と化す……。残虐小説の傑作。
「あなた、こんな嫌らしい私を許して…」二十八歳の人妻・園江は、男なら誰もが振り返る美貌の持ち主。性には奥手だったが、温泉街で知り合った男・辰夫に、一夜限りの遊びのつもりで、体を許す。しかし、その情事で、男になぶられる悦びを教えられて…。貞淑な人妻が妖艶な奴隷に飼育されていく様を、匂い立つ筆致で描く、調教官能小説...