悟達の境地へと進んだブッダの前に、先輩バラモンたちの無理解の壁は厚い……。異端の徒、背教者の烙印を押されたブッダのとるべき道は!? はてしなき仏道を求めて歩む釈尊の姿。仏教の黎明期を伝える感動の第9巻!
悪魔の化身たるヘビの精霊は、青年アナンダを操ってブッダの命をねらいはじめた……。拝火教の聖人、カッサパ仙人も加わって、物語はいっそう緊迫への傾斜を増していく!! 壮大なテーマに挑戦して巨匠が描く釈尊の生涯!
腕自慢の剣士たちで賑わうマガダ国の都。その中に一人、ひときわ目だつりりしい青年の姿があった。まずしい身なりの中にも、どこか気品をたたえたその青年こそ、あのダイバダッタの成長した姿だった!! 好評の第8巻!
「我、今より涅槃にはいる--。」大勢の人々の心に多くの希望を与えて、ブッダはその偉大な生涯を終えた。十二年の長きにわたってかきつづられた感動の大河ドラマが、ここに大団円を迎える!! ブッダ全14巻、堂々完結。
拝火教の大聖人、カッサパ仙人の帰依を得て、一千人の一大教団にふくれあがったブッダの信徒たち! 修行の場所を求めてマガダ国王のもとへと向かったブッダは、宮殿での意外な事件にまきこまれる……。好評の第11巻!
祖国、カピラバストウの地に立ち寄ったブッダたち一行は、強国コーサラの支配にあえぐシャカ族の人々から、撫安の説法を請われる。これを機会に弾圧を強めようとするコーサラ軍と、ブッダのあいだに一触即発の危機が!?
修行の地、竹林精舎の森を離れて、コーサラ国への長い巡礼の旅に出たブッダとアナンダ。苦難の旅の果てにたどりついたコーサラ国の都で、ブッダたちを待っていたものは……!?好評の大河ドラマシリーズ、堂々第12弾!
空気の底で蠢くちっぽけな人間たちの世界。息が詰まるような日々の暮らしの中で、若者たちの満たされぬ愛と、やり場のない怒りが、しだいに人々を追い詰めていく……! 「プレイコミック」創刊時から月1回掲載された『空気の底』シリーズを中心に、手塚氏本人もお気に入りという熱のこもった問題作を多数収録した異色の短編集!...
「その生き血を飲めば永遠の命を得ることができると言われている……」。「永遠の命」をテーマに、手塚治虫が生涯にわたって描き続けたライフワーク作品「火の鳥」シリーズがついにはじまる!...
いまから三千五百年ほどの昔、インダス川のほとりに住むアリアン人はバラモンを頂点とする身分制度を築いていた。そんな中、物語の主人公であるシッダルタが誕生する少し前、奴隷出身のチャプラはコーサラ国の将軍を助けたことがきっかけで彼の養子となる。そして、出自を隠して権力の座を狙うが、チャプラもやはり身分制度の呪縛からは...