センチメンタルなスローバラード"君に会いに行く"のイントロダクションから一転、2曲目の"No.1"でカラフルかつポップな世界が広がっていく、1993年に発表された通算4枚目のアルバム。タイトルから伝わるような槇原自身の誠実な歌詞世界は、きっと誰もが自分と重ねてしまうに違いない。そのように普遍化できるのも、彼のシ...
1996年にリリースした通算7枚目のオリジナルアルバム。「男はつらいっすねぇ」という槇原自身の叫びで幕を開け、エキゾチックなメロディを背景に漂わせる"PENGUIN"やスコティッシュ風味を忍ばせた"君の自転車"、胸が高鳴るような疾走感に背を押される"どうしようもない僕に天使が降りてきた"などリッチなバンドアレン...
1994年発表の通算5枚目のアルバム。まるでおもちゃ箱をひっくり返したようなトイポップからスタートするコンセプチュアルな仕立てはこれまでのアルバム同様だが、より躍動感のあるメリハリの効いた楽曲が並んだ人気作。オールドタイムジャズ調の一節を挟む技ありの"DARLING"や、一転、ディストーションを効かせたエレクト...
冒頭からブラジリアンミュージックへの憧憬(しょうけい)が感じ取れる通算9枚目のアルバム。ゴージャスなストリングスをまとって生き生きと歌声を羽ばたかせていく"pool"を聴くと、新しい曲想を得て新境地に足を踏み入れた槇原敬之の姿が目に浮かぶよう。まさに水を得た魚のようなフレッシュなアルバムで、アルゼンチンタンゴと...