前途有望なフォーク歌手として注目される中、ブルースや黒人霊歌からインスピレーションを得た自作曲にも熱心に取り組んでいたボブ・ディラン。その才能は実質的な処女作とされる本作で早くも開花する。公民権運動のアンセムとして広く歌われた"Blowin' In the...
1965年に発表されたボブ・ディラン通算6作目のスタジオアルバム。自身が生まれた米ミネソタ州ダルースを通り、しばしば往年のブルースシンガーの曲想の一つとなってきた国道61号線を題にとった「Highway 61...
それまでカバーソングも録音していたボブ・ディランが、初めてオリジナル楽曲のみを収録したサードアルバム。ギターとハーモニカによる弾き語りスタイルは前作と変わらないが、淡々とした歌い口にはシリアスなムードが漂っている。新しい時代の代弁者という彼のイメージを決定的にしたのが、アルバムの冒頭を飾る表題曲。米ソ冷戦のさな...