前作「娯楽(バラエティ)」から2年5か月ぶり、2010年にリリースされた、通算4作目となるアルバム。タイトルから連想されるように、極めてストイックに明瞭かつ高精度なバンドサウンドを発揮しながら、ポップな完成度が追求された。心地良く耳に滑り込んでくる楽曲が多いが、その裏側には鬼気迫るような集中力と技巧が渦巻いてい...
2人のメンバーチェンジを経て2006年にリリースされたセカンドアルバム。"秘密"、"スーパースター"、"透明人間"など、前作「教育」以降からライブで披露してきた数曲を含んでいる。ソウル、AORといったジャンルを取り込んだアレンジにより、さらなる音楽性の洗練を見せた。音の世界観の構築には、新たに加入したキーボーデ...
ソロでの活動停止を宣言していた椎名林檎が、前年から亀田誠治をはじめとしたメンバーに声をかけ結成した、5人編成のバンドの2004年のデビュー盤。名うてのミュージシャンが集まり、シャンソンやボサノヴァなど多岐にわたるスタイルを紡ぎながら、ストレートなバンドサウンドをさく裂させた。作曲面では、バンド初のシングル"群青...
2011年リリースの通算5作目。前作「スポーツ」後の全国ツアーで達成感を覚えた椎名林檎が、その勢いのままバンドを先導し、配信シングルとなった"天国へようこそ"(ここには新バージョンを収録)とジャジーな"ドーパミント!"を制作。その後、長期に及ぶ録音作業を経て完成したアルバム。その間に起きた東日本大震災による空気...
2012年末でのバンド解散を発表した後、同年2月にリリースされたライブ音源のコンピレーションアルバム。2011年のツアー中にオーディエンスのいない環境でライブレコーディングされた新曲 "三十二歳の別れ (Discoveryより)" をはじめ、デビューアルバムを締めくくる楽曲 "夢のあと (Dynamite...
2007年に発表されたサードアルバム。当時、ソロでの活動も並行していた椎名林檎がヴォーカルと作詞に専念し、主にギターの浮雲とキーボードの伊澤一葉が持ち寄った楽曲をセッションしながらアレンジを形作った作品。作曲を他のメンバーに委ねた結果、これまでと異なる持ち味を獲得することになった。高速道路を駆けるオープニング曲...