東野圭吾作品の中でも人気のガリレオシリーズ3作目にして初の長編であり、第134回直木賞の受賞に加え、第6回本格ミステリ大賞を獲得。日本の作品としては2作目となるエドガー賞候補にも選出された。主人公である物理学者の湯川学をして天才と言わしめる数学者の石神が、殺人を犯してしまった隣人の母子を救うためにトリックを考案...
あらゆる悩み相談に乗る不思議な雑貨店。そこに集う、人生最大の岐路に立った人たち。過去と現在を超えて温かな手紙交換がはじまる……張り巡らされた伏線が奇跡のように繋がり合う、心ふるわす物語。
1973年に大阪で起きた殺人事件を皮切りに、被害者の息子と被疑者の娘の周囲に多発する不可解な出来事を描いたノワール・ミステリー。東野作品にはおなじみのテンポの良さと明快な筆致はそのままに、描かれるのは少年と少女の19年間にわたるいびつな絆。平然と裏稼業に手を染める得体のしれない亮司と、高級な猫のような目をした、...
雨村慎介は何者かに襲われ、頭に重傷を負う。犯人の人形職人は、慎介が交通事故で死なせた女性の夫だった。怪我の影響で記憶を失った慎介が事故について調べ始めると、周囲の人間たちは不穏な動きを見せ始める。誰が嘘をつき、誰を陥れようとしているのか。やがて慎介の前に妖しい魅力に満ちた謎の女が現れる。女の正体は、人形職人が甦...
国民の遺伝子情報から犯人を特定するDNA捜査システム。警察庁特殊解析研究所・神楽龍平が操るこのシステムは、現場の 刑事を驚愕させるほどの正確さを持って次々と犯人を特定していく。検挙率が飛躍的に上がる中、新たな殺人事件が発生。殺さ...
◆東野圭吾が贈る、この冬最大の興奮! ラスト1頁まで気が抜けない長編ミステリー! 拡散すれば人々を大量死に陥れる威力をもつ生物兵器K-55が盗まれた! 引き換えに3億円を要求する犯人からの手がかりは、スキー場らしき場所に写ったテディベアの写真のみ。しかも犯人との交渉が突如不可能に!...
東野圭吾の傑作長編ミステリーをコミック化! パーティ・コンパニオンの小田香子の同僚・牧村絵里が、仕事先のホテルの客室で毒入りビールを飲んで死んでいた…。現場は完全なる密室であったため、警察は自殺だと判断する。しかし、絵里の親友であった由加利は、自殺のはずがないと考え、香子と力を合わせて真相に迫ろうとするが…。
なんの前触れもなく、突然発生する交通事故。交通警察官の世良は、トラックの横転事故をきっかけに、学生時代の友人・彩子に再会する。夫を亡くした彩子。事故の背後で絡まりあう人間関係が、複雑な感情を呼び起こし……!?裁きをくだすのは、誰だ!?
子供の受験合宿のため、湖畔のコテージに向かった並木俊介のもう一つの目的、それは妻の不倫相手を突き止めること。同じ受験生の男親を疑っていた俊介だったが、そこで遭遇したのは無惨な姿で殺された自分の愛人・英里子だった!!いくつもの“何故”が交錯する中、次第に明らかになるのは……!?
何者かに両親を惨殺された三兄妹は、流れ星に仇討ちを誓う。14年後、互いのことだけを信じ、世間を敵視しながら生きる彼らの前に、犯人を突き止める最初で最後の機会が訪れる。三人で完璧に仕掛けたはずの復讐計画。その最大の誤算は、妹の恋心だった。涙があふれる衝撃の真相。著者会心の新たな代表作。