源氏物語とともに王朝文学を代表する珠玉の随筆集。清少納言のたぐいまれな感性により描写された機知にあふれた宮廷生活を、現代語だけでも味わえる好書。初めて古典を読む方のための現代語訳。原文総ふりがな付き。 ※本作品は紙版の書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。
書名は通称による。各巻末書名は『清小納言』。寛永年間刊と推定される平仮名交じり13行の古活字本。川瀬一馬著『増補古活字版之研究』にいう第3種本の(イ)種に属するもの。慶長期刊とされる10行本、慶長・元和頃刊の12行本に続いて刊行され、慶安2(1649)年刊整版本のもととなった。本文は、近世において流布本の位置に...
大人のための、新訳。北村季吟の『枕草子春曙抄』本文に、文学として味わえる流麗な現代語訳を付す。上巻は、第一段「春は、曙」から第一二八段「恥づかしき物」までを収録。全二巻。
2014年に刊行された『本日もいとをかし!!...
「この草子、目に見え心に思ふ事を」。栄華を誇った中宮定子を支えた女房・清少納言は、なぜ膨大な言葉を書き残さなければいけなかったのか……。痛快な批評が笑いや哀感と同居する、平安朝文学を代表する随筆。ユニークな視点と鋭く繊細なまなざしですくい取った世界観を、歯切れ良く瑞々しい新訳で。「ここにもあった、いとをかし」。...
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