屈指の名脇役で、名エッセイストでもあった「おていちゃん」の代表作。戦時下の弾圧、演劇組織の抑圧の中で、いかに役者の道を歩んだか、苦難と巧まざるユーモア、そして誠実。待望久しい復刊。
女優業がどんなに忙しいときも台所に立ちつづけた著者が、日々の食卓の参考にとつけはじめた献立日記。工夫と知恵、こだわりにあふれた料理用虎の巻。〈解説〉平松洋子
○●○ 3万部の大ヒット作! ○●○[ NHK Eテレ「365日の献立日記」書籍化、第1弾! ]献立は昭和の名脇役と呼ばれる沢村貞子さんが残した「献立日記」から。 詳しく見る この作者の本
贅沢はしないけれど、食卓には心づくしの料理を並べる。常にこざっぱりとして自分に合った装いを心がける。そして、まわりの人に優しく、でも嫌なことは嫌といい、心ゆたかに生きるには?...
粋な人生とは? 気ばたらきとは?...
「番茶も出花。お茶に大切なのは、のみごろである。……つまり、美味しいものを食べるためには、すべて、ころあいこそが大事」下町育ちの著者は、日々の暮らしを心豊かにしたいと願い、質素で昔ながらの生活の知恵を大切にし、一日一日を丁寧(ていねい)に生きた。高齢化が進むなかで、古き良き時代の暮らしぶりを描き、失われつつある...
「ザ・ベストテン」時代の舞台裏。毎日共に過ごした向田邦子、母と慕った沢村貞子、頼りになる兄貴の渥美清、「一回どう?」と誘った森繁久彌など、大好きな人たちとの交流。トモエ学園やパンダの研究、テレビ草創期、ニューヨーク留学、結婚未遂、ヌード写真などの思い出。そして友人たちを見送った今なお、ひとり活躍を続けるエンタテ...
女優業の店じまいを決めた。八十一歳。多少の残りを大切に、自分自身に恥ずかしいことのないように、明るく楽しく暮らしたい――。四十年余り住んだ東京の家から海の見える住まいに引越した最晩年の日々。「老い」を冷静に見つめ、気取らず構えずユーモア溢れる筆致で綴る。永六輔との対談「お葬式を考える」を増補。〈巻末エッセイ〉北...
仕事で訪れた外国の街のその男は、初めて会ったのになつかしいひとだった……。夜匂う花、口中でほどける味、ふるい傷の痛みが、記憶をたぐりよせる。伊丹十三、沢村貞子、有吉佐和子、殿山泰司など愛読書の頁を繰れば、声の聞こえる思いがする。誰もが胸に抱くかけがえのない瞬間をすくいあげた、こころにのこるエッセイ66篇。
関容子氏が、銀座で逢ったひととの思い出を綴る、PR誌「銀座百点」人気連載エッセイの書籍化。特別な街への憧れが募る1冊。登場する人物 詳しく見る この作者の本