独居を楽しむ男を、女は見逃さない!出世に興味のない、未婚の中年会社員。女性の上司に叱責されても平気な図太さがある。ある日、チラシを見掛けて家事手伝いの女性に来てもらうことに。すると、その女性から迫られ関係してしまうが、 詳しく見る この作者の本
この世の片隅で生きる女が出遭ったのは…鬼江戸末期、下総の地で父とふたり生きてきたヌイ。ある時、父が無実の罪で処刑され、それ以来ひとりになった。名主の家の下働きをするヌイの前に現れたのは…“鬼”!? 表題作「鬼の星家」。 詳しく見る この作者の本
52歳の盛本芳春は、入社以来、30年間わき目もふらず仕事に励み、現在は銀行支店長の座にいる。会社人間で、本社への復帰を夢見ていたが、ある日系列会社への出向を打診され、呆然。自分の人生に疑問を感じて、ヤケ気味にスイス・マッターホルンへの旅行を決意。そこで優雅で上品な妙齢の日本人女性、誠子と知り合う。ホテルのレスト...
男と女の道行きに待ち受ける…哀しい事件!独り身の気楽さで早期退職した男は、憧れの車を購入し旅に出た。ヒッチハイクしていた女性との思いがけない道行きとなったのだが、この女性には昏い出来事があった……表題作「連星哀歌」のほか、 詳しく見る この作者の本
70歳を過ぎた独り身の父親と同居している娘夫婦に、ある日ひとつの心配事が持ち上がった。それはこの父親に40代の愛人がいるらしいとの噂で、話を聞きつけた娘は、夫に父の尾行を頼むことに。愛人関係が事実なら別れさせたいと願う娘だったが、夫は尾行した女性宅で衝撃的現場を目撃してしまい…
宮本武蔵にあこがれ、武蔵の故郷・岡山にやってきた真野あさみ。職場の上司と不倫の関係にあった彼女は、妻に浮気がばれて別れ話を持ち出してきた男に愛想を尽かし、武蔵ひと筋に生きることを決めたのだった。武蔵の墓を訪れたあさみは、足を滑らせてガケから転落。気が付いた時、あさみが目にしたのは……
麗子の店「ラ・メール」に初老の男がやって来る。忘れ物から、その男は『東大の鈴木教授』だとわかる。互いに一目惚れした鈴木と麗子は逢瀬を重ねていくのだった。ある日麗子は、鈴木から、みゆきと二人で預金を預けている金融会社についてのよくない評判を聞いて、通帳と印鑑を預けてしまう。その後、店の常連の刑事の口から、鈴木が『...
夫は単身赴任、息子は留学しているため、ひとりで気楽な生活を送っている主婦さとみ。友人の加寿子に頼まれ、彼女の不倫旅行のカモフラージュ役のため一緒に出かけたアメリカで、さとみは鈴木実と名乗るカメラマンと出会う。
銀座のホステスを家まで届ける“送り”の運転手をしている稲本は、家族に逃げられ社会からもドロップアウトした“最低のオヤジ”。女達にも不愛想に接していたが、なぜかホステスの一人が彼に興味を持ち自宅へと誘惑する。ベッドで稲本が見たものは、胸から脇腹にかけ大きな火傷の跡が残る彼女の肢体だった…
群馬県の市立博物館に学芸員として勤務する国分みゆきは、仕事上の必要から、本を探しにやってきた神田古書街で、現在はリタイアした73歳の建築家、北村修一と知り合う。友達のアパートに泊まるつもりだったが、都合が悪いと断わられ、やむなく鎌倉にある北村の家に一泊。その後、鎌倉で一緒に食事をしたりと、みゆきは同年代の男性に...